気づきの伝道師 藤井一規です。
人は、自分を超えるものと戦ってきました。
生物としての能力でいえば、それほどチカラはないにもかかわらず、
地球に君臨するかのような存在となってきています。
もちろん、大自然の前では無力だけれど、
自分を超えるものとも闘えるのが人間のすごさ。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
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この記事の目次
「人間が唯一偉大であるのは、自分を越えるものと闘うからである」
by アルベール・カミュ(フランスの小説家、劇作家、哲学者)
人間は多くの試練を乗り越えてきた。
社会生活を、言葉を用いることで、高度化し、
文明・文化を開花させてきた。
もうしばらく、掘り下げていく。
<生物の誕生>
生命の源となった有機物は、最新の研究では
宇宙空間かいずれかの星で生まれたと考えられている。
そして、なんからの理由で宇宙空間に飛び出し、旅して、
地球にやってきたと考えられている。
その後、次第に大きな分子にも発展し、
ついに原始生物が誕生する。
その後も、生命は幾多の地球環境の大変動に襲われた。
そのたびに、変動した環境に適応できない生物は
滅亡するという事態に直面してきた。
<生物の進化>
生物は起源の違い、そして進化によって、
バリエーションが生まれてくる。
環境が安定した場所にいるのであれば、
より強いものが、より弱いものを捕食する、
いわゆる弱肉強食の世界となっていく。
しかし、いくら強い個体であっても、
環境が激変し、新しい環境に適応できなければ、
滅亡してしまうことになる。
強いものが生き残るのであれば、
いまだに恐竜の世界だったかもしれない。
まるでリセットのような地球環境の
大変動が起きる可能性がある。
人間はどうやら、強靭な肉体を持つには至ることができていないが、
環境変化を乗り越えるために、
適切な組織づくりや、役割分担をすることで、
属する社会集団が生き残ることを実現してきた。
<人間の特徴>
人間が未熟な状態で生まれてくるのも、
生まれ出でた際の環境に応じて、
残すものを決めることができるからだ。
未熟であればこそ、生まれてきた環境に合わせて
工夫を凝らすことができる。
これは、人間がもつ環境適応能力は、高いことを示している。
<自分を越える>
生物としての進化だけではなく、
人間は、手が届きそうもない相手に挑むことができる。
世界ランク1位の人は、常に勝つというわけではない。
自分よりはるかに高いランクの人であっても、
挑むことができ、実際に勝つこともある。
勝つ可能性の高い作戦を立てたり、
たれかの支援を受けることもその一つだ。
人間は、自分を越える相手にも挑むことができる。