気づきの伝道師 藤井一規です。
自由とはなんだろうか?
いろいろな視点があるけれど、
今日はネルソン・マンデラの言葉から考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16983/
この記事の目次
「自由であるというのは、単に己の鎖を脱ぎ捨てるだけではなく、他人の自由を尊重し、向上させるような生き方をすることである」
by ネルソン・マンデラ(南アフリカ共和国の政治家、弁護士、ノーベル平和賞)
自由というと、自分についた鎖を外すことばかりを考えがち。
しかし、ネルソン・マンデラは同時に他者の自由と、向上について言及している。
もうしばらく、掘り下げていく。
<自由>
自由とは、自らに由(よ)ると書く。
他者が決めたことではなく、自らが決めることができることだ。
誰かが定めたルールではなく、
自分が決めたルールに従っていく。
自分が決めるのであって、なんでもあり、ということとは違う。
何が本当に望ましいのかを考えていなければ、
その場の雰囲気に流されてしまったりするし、
自ら自分の立場を苦しいものにしてしまったりする。
ここまではOKという線がないだけに、
どう定めるのか悩ましいところがある。
<自由は責任を伴う>
誰かが決めたルールに従っていて、問題が起きたなら、
そのルールに問題があることになる。
そのルールを決めた人間に責任を押し付けることができる。
しかし、自由となると、その責任は各自にあることになる。
こんなルールを押し付けられたせいだ!
とは言えなくなる。
自分が決められる分、その責任が発生してくる。
これは意外に大変なこと。
自由というと、好き勝手にできると思うかもしれないが、
責任を持つことが求められている。
<他者を尊重する>
また、自分の自由を満喫しようとするとき、
他人のことはないがしろにして、自分だけが利益を得ることを考えることができる。
しかし、立場を変えて考えてみると、
他者も、その人自身のためになることだけを優先していたら、
その人が私の自由をないがしろにすることがありうる。
だから、自由を尊重しようとすれば、
自分の自由だけでなく、他者の自由も尊重することが必要だとわかってくる。
お互いがお互いを尊重しあうからこそ、
うまくいくのだ。
<向上していく>
マンデラはさらに、自分を他者を向上させるような生き方こそ自由だという。
自由ってやつは好きなようにでき、
楽をすることができるように考えがちだけれど、
自由とは何か、しっかり考えた人でないと、満喫することはできない。
より良き自分のために、自由を活用していきたいもの。