気づきの伝道師 藤井一規です。
お金はたくさん持っていたいと思う人は多いかもしれない。
たくさん収入を持つことは、可能性を拡げてくれるのは確かなことです。
収入とはどんなものか、しばらく考えていきます。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/17078/
この記事の目次
「収入は靴のようなものである。小さすぎればわれわれを締めつけ、わずらわす。大きすぎればつまずきや踏み外しの原因となるのだ」
by ジョン・ロック(英の哲学者)
収入を靴に例えるのは、興味深い。
確かに小さすぎれば、締め付けられ、
大きすぎればうまく歩けず、づまづいたりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<経験論>
ジョン・ロックは経験論の立場をとる哲学者だ。
生まれたときは白紙の状態であり、
経験を積みながら、知識を得ていく、という考え方。
私たちは生まれてきたときには、
お金という存在を知らない。
生まれてからも、何年もの間、
親御さんが特に不自由のない程度に持っていれば、
お金を強く意識することは少ないかもしれない。
<お金がないと>
お金が不足していれば、いろいろな制限が生まれる。
住むこと、したいこと、食べたいもの・・・
お金がないことで我慢を強いられることも多くなる。
不快な思いをすることもあるかもしれない。
食べるのにも困るようなら、
命にまでかかわる可能性がある。
痛みを伴うようになると、
お金のことが頭から離れなくなってしまうかもしれない。
<お金を活かしきれないと>
お金はあるに越したことはないが、
ただ持っているだけでは、その価値を発揮することができない。
しかし、高額宝くじに当たったり
急に大きな遺産が入ってきたような人が、
お金を持て余して、その後の人生を狂わせてしまったという話もある。
お金の匂いを嗅ぎつけて、
奪ってしまおうとする人も近づいてきたりする。
単に欲深くいると、その気持ちに付け込んできて、
痛い目に遭ったりする。
ちょうど大きすぎる靴を履いたために、
靴が脱げそうになったり、
靴の中で足が動いてしまって、
踏ん張れなかったり、靴擦れになったりして、
つまづいたり、転んでしまうように。
<10億円あったら>
お金はあるに越したことはない、
と思うかもしれないが、
意外に、どうするのが有意義なお金の活かし方なのか、
考えたことがない人が多かったりする。
あれを買いたい、あれをしたい、これを楽しみたい。
そんな使い方もあるけれど、
もっと有意義な活かし方もあるかもしれない。
自由になるお金が10億円あって、
できるだけ有意義に使うとしたら、どうする?
しばらく考えてみてもいいかもしれない。