気づきの伝道師 藤井一規です。
本来の自分の半分しか目覚めていないと昨日書きました。
他方で、自分の中に望んでいるものはすでにあるとも言われます。
どういうことなのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17106/
この記事の目次
「内なる自分を見つめると、実は望んでいるものをちゃんと所有していることがわかる」
by シモーヌ・ヴェイユ(仏の哲学者)
私たちの中には、自分の望むものがすでにあるという。
もちろん、十分に発揮することはできていないかもしれない。
しかし、存在しているのなら、モノにしていくことが可能だ。
もうしばらく掘り下げていく。
<望むもの>
望むものがあるとき、
私たちは、それは自分の中にはない、と思うかもしれない。
しかし、どんなものかが全くわからないのだとしたら、
自分の中にあるということもわからないし、
ない、ということもわからない。
望むものが、どんなものかがわかっているから、
足りないとか、もっと欲しいという判断ができる。
足りないとか、もっと欲しいという判断ができるなら、
手に入ったかどうかも、自分でわかるということだ。
<答えは自分の中に>
例えば悩みの状態にあるときは、
どうやって解消したらいいか、わかっていないって状態だ。
しかし、このわかっていないってことは、
どれが効果があるかがわかっていないだけで、
自分の中に解消する策が無いってこととは違う。
悩んでいるときは、ほとんどの場合、
同じような考えがぐるぐる回ってしまっている。
否定的な考えが、堂々巡りを続けてしまっていたりする。
そんなときは、もう抜け出せないような感覚に襲われているかもしれないが、
その堂々巡りから外れてみたら、
意外にあっさりと悩みは解消したりする。
自分の状態を変えることができるのは、自分自身でしかない。
<望むものは自分の中にある>
もちろん、自分自身の中に答えがあっても、
誰かに助けを求めることは有効だ。
自らの思い込みや、制限を自分でかけてしまっていることに
気づきにくいこともあるからだ。
自分にとっては当たり前のことが、
他の人にとっては特別だったりする。
思い込みや、制限を外してみるのに、他の人の視点は効果をもつ。
主観的な立場を離れて、客観的に眺めてみると、
気づくことがあったりする。
困っているときは、まず、答えは自分の中にあると信じてみる。
それだけでも、少し楽な気持ちになるかもしれません。
<しつもんを変えてみる>
自分の中を探究するのには、質問を活用してみたい。
人は質問されると、答えを求めようとするようにできている。
すぐには答えは出てこなくても、あるとき突然湧き上がってくることもある。
それでもうまくいかないときは、
質問を変えてみる。
今までとは違った視点、時間、信念価値観を使ってみると
気づくことがあったりする。