気づきの伝道師 藤井一規です。
仕事をはじめとして、人を評価する場面に出会うことがあります。
人の評価の方法には様々なものがあります。
どういうアプローチが望ましいのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17112/
この記事の目次
「人の評価は、他の人たちの意見よりも、その人が他の人たちについてどのように言っているのかでより分かるものです」
by オードリー・ヘプバーン(英の女優、ユニセフ親善大使)
評価対象になっている人が、他の人について
どのように言っているかで、その人となりがわかるというオードリー。
人を評価しなくてはならない場面は、避けられないことがある。
もうしばらく掘り下げていく。
<評価のいろいろ>
会社で業績評価をしたり、採用試験や面接をしたり、
何らかの形で人を評価する場面に関わることがあるもの。
できる限り公平性を保つことは大切なこと。
しかし、例えば会社なら、人によって役割が違い、
全員を明確にわかる評価基準で判断することは難しい。
かと言って、評価される人の自己評価だけを聞いていると、
主張のうまい人が得をすることになる。
控えめな人もいれば、強気な人もいる。
なので、本人評価と上司評価、という形で
上司が部下を説得する、という形をとることが多い。
<周りの他者による評価>
上司ひとりが判断すると、選り好みが強く反映されがちなのと、
気が付かない点もあったりするので、
周りのいろいろな人が評価を加えるという方法もある。
360度評価と呼ばれたりする。
これもどんな人が周りにいるかでも変わってくるが、
人数が増えた分、偏りはなくなり、平均化しやすくなる。
ただ、いろいろな人の捉え方があるので、
基準の統一性という点では、課題がある。
<他者をどう評価しているか>
オードリーの評価方法は興味深い。
他の人たちのことをどうとらえているか、
によって、その人のことを捉えようとするものだ。
一緒に仕事をしている相手を見下したり、
蔑んでいるような人もいる。
直接は言わないにしても、そのエネルギーは伝わっていく。
次第に関係が悪化していきやすくなる。
相手の良さを見つけ、良いところは、良いと伝え、
良さをより発揮しやすくすれば、結果も向上していきやすい。
逆に気を付けたほうが良いことは、早めに早めに促したりして、
うまく相手を活かすことができたほうがいい。
<誰しも好みや得意がある>
それぞれの人に向いていること、良さが生きることを見つけ、
活かすようにできる人は、それだけ人に好ましい影響を与えるチカラを持っている。
文句や批判ばかりしているとしたら、
そうとは気づかずに、喧嘩を売っているようなものかもしれない。
人間関係の構築や、チームとしての活動にも
マイナスな影響があるかもしれない。
あなた自身も、周りの人たちのことをどう捉えているのか。
どんな人だと思っているのか、どんな良い点があるのか、
書き出してみるのもいいかもしれない。