気づきの伝道師 藤井一規です。
リーダーも人の子、陥りやすい問題があったりします。
武田信玄の言葉から、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「武将が陥りやすい三大失観。
一、分別あるものを悪人と見ること
一、遠慮あるものを臆病と見ること
一、軽躁なるものを勇剛と見ること」
by 武田信玄(戦国時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名)
一つ間違えば、簡単に命を失ってしまうような戦国時代において、
リーダーの責任は重大だ。
これは現代においても通用すること。
もうしばらく掘り下げていく。
<分別あるものを悪人とみる>
ワンマン型の組織であれば、
トップに対して異を唱えない、「イエスマン」が増える傾向にある。
いちいち耳の痛いことを言うような部下のことを煙たがる人は多い。
しかし、「イエスマン」ばかりだとしたら、
よく考えもしないで、盲目的に従ってしまうことになりがち。
もし、トップの判断が明らかな間違いだったとしたら、
誰かが耳の痛いことを告げていかなくてはならない。
大人になればなるほど、
地位が上がれば上がるほど、
己の考えをもって、トップに意見するような人は少なくなる傾向にある。
こうした人を大事にしたいもの。
<遠慮あるものを臆病と見ること>
世の中には、宣伝がうまい人もいれば、
目立たないが、成長のための努力したり、
大きな成果を上げている人がいたりする。
どちらかというと、私たちは宣伝のうまい人のほうが、
良く仕事をしているように考えたりする。
しかし、成果を主張することに長けた人よりも、
何食わぬ顔で、成果を生み出しているひとを評価しそこなってしまいがち。
遠慮なのか、本当にできていないのかを
見極める必要がある。
<軽躁なるものを勇剛と見ること>
良く自慢話をするタイプの人がいる。
人は元気があって目立つタイプを勇ましいとしたり、強い者だと勘違いしがち。
口だけ達者だとしても、ピンチの時に
役立ってくれる可能性は低い。
目立たないが、実務に長けた人、経験豊富な人のほうが、
いざという時に頼りになるもの。
本当に信頼できる人は誰なのか、
よく考えていきたい。
<本物を見極める>
まずは、本物と言われる人に近づき、
本物がどいうものかを知っておくようにしたい。
本物に触れておけば、本物と違う点に気づくことができる。
直接関係ないようなことであっても、
一流と呼ばれる人が、何をどのように考えているかを知っておくことは、
素晴らしい人生にしていくために、
とても重要なこと。
本物がわかる人になっていきたいものだ。