気づきの伝道師 藤井一規です。
たくさんの悲しみを味わうことは辛いことだけれど、
悲しみを知るからこそ成長できるかもしれません。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17465/
この記事の目次
「涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるの」
by ドロシー・ロー・ノルト(米の家庭教育の子育てコンサルタント、作家)
たくさん涙した方には救いとなるかもしれない。
もちろん、女性でだけでなく、男性にも、誰にとっても
この言葉には優しさがある。
もうしばらく掘り下げていく。
<泣くとは>
男女問わず、ひとしきり泣いたら、気分がスッキリした。
そんな経験をしたことがあるかもしれない。
原始的で重要な脳の偏桃体で感情が生まれると、
交感神経が優位になる。
偏桃体のすぐ近くには視床下部があり、交感神経の末梢にある涙腺が刺激されて、
涙が分泌されてくる。
涙を分析してみると、ほとんどは水だけれど、
様々な成分が含まれていることが知られている。
特に感情が刺激されて流れてくる涙には、
ストレス物質として知られる「プロラクチン」「コルチゾール」「ACTH」などが
たくさん含まれている。
だから、たくさん泣くとストレス解消になる。
<感情が動くこと>
悲しみなどの感情が動いて涙することは、
感情を動かすことができていることを示している。
ときに自分の感情を動かすことができない人がいたりする。
自分の気持ちを抑え込むことで、
辛い現実とは距離を置こうとする人がいたりする。
そうして、辛さを味わうことを避けようとしているのだ。
しかし、そこにはやはり無理がある。
自分の思いを抑え込むことには多くのストレスがかかる。
感情の蓋を閉じ続けるには何らかの負担がかかり、
心や身体の不調につながったりしている。
<ときには開放を>
溜め込んでしまった感情は、ときには開放してあげたい。
そして涙はそのきっかけとして、大変有効となる。
大事な人や、肉親を亡くしてしまった人が、
涙も流さず、感情を表さなくなってしまったというケースはよくあるそう。
そんな人が涙をきっかけにためこんでしまった思いを
開放することができたりする。
自分の本音を開放することは、
自然でいることにとって大事なこと。
<自分の気持ちに気づこう>
私たちは、ときに自分の気持ちを素直に出せずに、
抑え込んでしまうことがあるもの。
こんな気持ちだった、本当はこう感じていたかった。
素直な自分になる時間をもっともってもいいかもしれない。
そして、悲しいこと辛いことには、涙をお供にしておきたい。
泣いた後は、スッキリすることができる。