気づきの伝道師 藤井一規です。
どんな人であることを目指せばよいのだろう?
今日はオスカー・ワイルドの言葉から
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「本当に魅力的な人間には、2種類しかない。何もかも知り尽くしている人間か、まったく何も知らぬ人間かのどちらかである」
by オスカー・ワイルド(英19世紀の劇作家・小説家)
もし、知り尽くしている人がいたら、とてもありがたい。
また、逆に無垢な人にも魅力がある。
もうしばらく掘り下げていく。
<知り尽くした人>
人は生まれてから、成長し続けるようにできている。
もし、自分の疑問に思ったこと何でも、
すぐ応えてくれるような人がいたとしたら、
それはとても有難い。
頼りになることこの上ない、と言っていい。
困れば、その人に聞けば、すべて解決しちゃう。
しかしながら、何もかもを知り尽くすことって、できるのだろうか?
<知り得ないこと>
例えば、目の前にいる人が何を考えているか?というと、
ある程度推測することはできるけれど、
正確なことを知ることはできない。
「春」から想像する言葉を10個書き出したら、
10個とも一致する人を探しても、まず存在しない。
宇宙誕生の謎は、少しずつ解きほぐされつつあるけれど、
多くの謎が残されたままだ。
それに、理屈では示すことができないことなんて、いっぱいある。
もともと答えがあるわけではなく、
自分で答えを決めていくべきものもある。
そう、知り尽くすことは、実はできないのだ。
<知らないからこそ>
知っていると、驕ってしまっている人よりは、
知らないからこそ、懸命に取り組んだり、
努力していこうとする人のほうに魅力がある。
相手のことを自分勝手に決めつけるのではなく、
わからないがゆえに大切にし、わかろうとしてくれる人に
親しみを覚えるもの。
人は全知全能ではないからこそできることがある。
全知全能の存在からしたら、
取るに足らないとされてしまうようなことにも
素晴らしい価値があると認めることができたりする。
<自分を大切に、目の前の一人を大切に>
まずは、自分を大切にするようにしたい。
未熟なところがいっぱいあるけれど、
成長し続けていきたい。
そして、目の前の一人一人を大切にしていきたい。
誰に優劣があるわけではなく、
同じ大切な人として、
大事にしていきたい。