気づきの伝道師 藤井一規です。
自分の体調の悪さや病気のことを
自ら話題にすることってあるものです。
望ましい話題ではないように思えるけれど、
意外と積極的にしていたりします。
なぜなのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17525/
この記事の目次
「人間は好んで自分の病気を話題にする。彼の生活の中で一番面白くないことなのに」
by アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家、小説家)
どうも特に年齢が上がってくると自分の身体の不調や
病気を話題にしがちなようです。
どういうことなのか
もうしばらく掘り下げていく。
<身体の変化>
年齢を重ねてくると、年齢若き頃と同じようにはいかないことがある。
身体の仕組みの上で、どうしても変化が起きてくる。
ホルモンの分泌も年齢共に変化していくし、
柔軟性は次第に衰えてくる。
日常の生活習慣の上でも、普段の運動の量は落ちる傾向にある人が多いし、
10代と同じ身体を保つことは困難と言えるだろう。
年齢を重ねる上で、なんらかの変化をすることは
受け入れていく必要のあることだ。
<自分だけじゃない>
年齢とともに変化していくことは、
誰にでも起こること。
となると、自分に起きていることは、
すぐ近くの人でも起きている可能性が高い。
となると、以前はできたのにできなかったことや
妙だなってことを確かめたくなってくる。
自分だけじゃないってことを。
自分だけじゃないとわかると安心できるからだ。
確かめるためには、何らかのあまり望ましくない変化について
話題にすることになる。
<共感されたい>
加齢による遠視が、血圧が、肩こりや腰痛が、
健康診断の結果が、、、
そんな話題も共感してくれる相手がいると、安心できる。
好ましくない話題ではあるが、
同世代であれば共感が得られやすい身体の不調の話題は、
ついしてしまいがち。
また、身体の不調の延長線上に病気の話題がある。
あまり積極的に話すことをためらわれる場合もあるけれど、
同じ病気であったり、同じ診療科にかかっていれば、
どんな状況かの情報交換が行われやすい。
これもやはり共感を得るために役立つ機会になるからだ。
<前を向いて>
確かに、共感を得るというために
ネガティブな話題を持ち出すという方法はある。
しかし、不幸自慢をしていても、
真に幸せになることはできない。
きっかけを得ることには役に立つが、
やはり、話題の中心は、より健康的に、幸せになれるものにしたい。
あれ?不調の話題になっていると気づいたら、
健康的な未来についての話題に切り替えていきたいもの。