気づきの伝道師 藤井一規です。
仕事をしていると、まずは結果が求められます。
結果を出さなければ評価されなかったりします。
しかし、人は必ずしも結果だけを重視していないようです。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17848/
この記事の目次
「満足感は結果にではなく、過程にこそある」
by ジェームズ・ディーン(米の俳優)
人は結果が出たかどうかだけでなく、
その過程にも満足感を感じることができる。
むしろ、過程のほうが重要なようだ。
もうしばらく掘り下げていく。
<ビジネスは結果重視>
ビジネスの上では、結果が出たかどうかが重視されがち。
結果を出して勝ち取ったものだけが利益を得るような場合も多いので、
途中の過程がどんなに素晴らしくても、
あまり関係がない、という考え方がある。
もちろん、結果を出すことは大切なこと。
結果を出すことを簡単にあきらめてばかりいたら、
自分の成長もあきらめることになってしまうかもしれない。
<途中経過の違い>
目標達成を登山に例えたら、
目標は頂上に立つことに設定されがちだろう。
頂上に立つには、実はいろいろな方法がある。
自分の足で一歩一歩、山の自然を楽しみ、人との出会いや触れ合い、
助け合いを楽しみながら登っていく人もいる。
もし、頂上までロープウェーが引かれていたら、ロープウェーを使う人もいる。
お金さえ払えば、景色を楽しみながら、楽に頂上に向かうことができる。
ひょっとしたら、ヘリコプターなどであっという間に頂上に行く、
という手も考えられる。
どれも、頂上に立つという目標を達成できるけれど、
達成した感覚は全く違うものになる。
<本当の目的>
目標を達成することで、満足感を得られるというが、
その途中がどうだったかは、人にとってはとても重要だ。
むしろ、どんな途中があるかのほうが、
気づきや学び、そして成長のもとになっていくし、
楽しみがある。
考えてみれば、頂上に立つのは一瞬のことであり、
登山は、頂上に向かう間に起きること、
頂上に立ってから帰るまでに起きることのほうが、
遥かに長い時間であり、体験することも多い。
ときには、頂上に立つことをあきらめるという決断も求められる。
それでも、登山そのものの楽しみは残っている。
本当の目的は、頂上に立つことではないのかもしれない。
<人生を楽しむ>
人生は、目標を達成することだけが重要なのではないようだ。
生きている時間そのものを楽しみ、慈しむことのほうにこそ価値がある。
目標を達成しようとすることは、
その過程で得られる、経験の豊かさを支援してくれるものになってくる。
同じ取り組むのなら、豊かな時間になるようにしていきたい。