気づきの伝道師 藤井一規です。
過去に囚われてしまうってことは、誰にでもあったりします。
しかし、本来、過去と未来には直接の関係はないはず。
どのようにしたら、過去の束縛から離れることができるのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17853/
「過去にこだわる必要なんてどこにもないわ」
by スザンヌ・サマーズ(米の女優、作家、歌手、実業家)
過去があるから現在がある。
何らかの因果関係を持っていると考えやすい。
過去ああだったから、今こうなっている。
そして、今こうなっているから、未来はそうなっていく。
そうだとすると、未来もすでにかなりの程度定まってしまっていることになる。
そこから、どうやって抜け出していけば良いのだろう?
もうしばらく掘り下げていく。
<因果関係>
確かに、何事につけ因果関係を見出すことができる。
過去にあったことが原因となって、現在の結果になっている、というものだ。
特に失敗したことについては、
「練習しなかったから、失敗してしまったんだ」
「忙しくてどうしようもなかったからだ」
自分の責任だと考えたり、他人や状況に責任があると考えたりして、
マイナスな方向に考えが向かっていきがち。
そして、因果がつながっていくと考えると、
過去の結果である今が新たな原因となって、未来が。。。
なんとなく、過去からすでに未来が
決まってしまっていて、
今の残念な状況からすると、残念な未来が待っているような気がしてきてしまう。
<影響と因果>
確かに、過去は現在に影響を及ぼす。
それは、これまでの経験からの学びをもとに、より望ましいと思われる選択をするからだ。
危険度の高いことは避け、望ましい可能性が高いものを選ぶ。
選んだことによって、意識の方向が限定されてしまう。
また、過去にしたことが、先に起きる可能性を設定したりする。
しかし、未来に起きることは、過去が決定したりはしない。
例えば宝くじを買うことは、当選する可能性に影響する。
これが、過去が未来に影響を与えるということだ。
ところが、実際にその宝くじに当選するかどうかは、過去がどうだったか、では決まらない。
未来は、過去とは全く関係のないところからもたらされるからだ。
そう、因果だと考えていることの多くは、単なる影響だったりする。
未来は過去によって確定したりはしない。
<望ましい未来のために>
では、未来をより望ましいものにするには、
どうしていけば良いのか?
私たちは今、この瞬間を生きている。
常に、今この瞬間に何を考え、何をするかだけがある。
そして、時間が経過してから、
それがどうだったかを捉え直しているだけ。
今が、未来に影響を与えるのであれば、
より望ましい影響を未来に与えるために、
今現在を懸命に生きていけばいい。
過去にこだわる必要なんてない。
今この瞬間、自分が選択していくことができるのだから。