気づきの伝道師 藤井一規です。
高級品とそれほどでもないものとの違いは、
細部に現れてくる。
ぱっと見にはわからないようなところに、
大きな違いがあったりします。
質の高さを追究することについて
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/17878/
この記事の目次
「ささいなことが完璧を生む。しかし、完璧はささいなことではない」
by ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ(伊の彫刻家、画家、建築家、詩人)
「ささいなこと」という和訳は的を得ていないかもしれない。
ちょっとしたことが完璧を生むかのような誤解をしやすい。
細部にまで心を配ることが完璧を生む、と表現したほうが意図としては当たっているだろう。
より質の高いものを目指すことについて
もうしばらく掘り下げていく。
<すばらしいもの>
美術品、芸術品の良し悪しは、
全体から伝わってくるものもある。
しかし、真贋を見抜く人たちは、
細部にその多くの差を見出していく。
スキル高いからこそできる細やかな作業。
もし同じ作業を偽物にもしたとすれば、
時間がかかりすぎたりする。
細かいところにまで、丁寧だったり、素晴らしいものが
高級品として認められていく。
<細部に宿る>
宮崎 駿監督は、重要な4秒のシーンのために、
1年半をかけたという話は有名だ。
黒澤 明監督は、
「些細なことだといって、ひとつ妥協したら、将棋倒しに全てが壊れてしまう」
と言ったそうで、
読まれることのない封をされた手紙も、
中にはしっかりと文が記載されていたそう。
完璧を目指そうとすれば、するほど、
莫大な時間と工数がかかったりする。
気に入らなければ、気に入るまでやり直し、
徹底的にこだわったりする。
たくさんの人が描かれている絵でも、
素晴らしいものは、ひとりひとりの顔が生き生きとしていたりする。
ただたくさん描いたものとの違いが現れてくる。
素晴らしい作品には、何か圧倒されるものがあったりする。
<本物を追究する>
なんとなく似た作品は、作ることができても、
細部にまで心を砕いた作品となると、
ただスキルがあればできるというものではなかったりする。
そこにはメッセージがあり、伝えたい思いがあったりする。
その思いやメッセージが、より伝わるように、
細部にまで心を砕く。
それこそが最高のものとなっていく。
【ささいな細部にまで心を砕くことが完璧を生む。しかし、完璧はささいなことではない】
★どんな細部へのこだわりを持ったことがありますか?★