気づきの伝道師 藤井一規です。
知識を持っていることは、大切なことです。
知識があれば、危険を避けたり、チャンスをつかむ可能性が増したりします。
しかし、知識にだけ頼った人生は、何か足りなかったりもします。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「知識と賢明さを取り違えないように。知識は生計を立てるのに役立ちますが、賢明さは人生を生きる糧となるのです」
by エレノア・ルーズベルト (フランクリン・ルーズベルト大統領夫人・モラリスト・国連人権委員会委員長)
私たちが直面することに対して、知識があれば
無用に恐れたり、心配しすぎることがなくなっていく。
知識を持つことはとても大切。
しかし、知識をただそのまま使うだけでは、
うまくいかないことも多い。
そこで賢明さというわけだが、賢明さの捉え方も変える可能性があるかもしれない。
もうしばらく掘り下げていく。
<知識>
知識豊かであることは、人生に彩を加えてくれる。
同じように見えるけれど、
あやめと菖蒲(ショウブ)と杜若(カキツバタ)の違いを区別できたりしたら、
なんだかちょっといい。
日々何気なく見ている木々も、
ただそこに木が生えている。
と受け止めているよりも
これは欅(けやき)。それは石楠花(しゃくなげ)。
ってわかっていたほうが人生は豊かになる。
それに、まあ木の葉っぱを食べようとはしないだろうけれど、
石楠花は、実は有毒植物で葉に毒がある。
知識を持つこと、知っておくことには価値がある。
例えば、法律のことだって、知っておくほうがいい。
知らなかったでは済まされなかったりする。
<賢明さ>
知識は持っているだけで意味はあるし、
それを用いることで、価値を生み出すことができる。
しかし、単純に知識を発揮するだけよりも、人生を豊かにすることができる。
例えば、料理をしようとして、料理本やインターネットで
材料や作り方の知識を仕入れ、準備したとする。
しかし、手順通りに従うだけでいるよりも、
手順には茹でなさいと書いてあるが、
電子レンジで別に熱を通せば、コンロを一つ別のことに使えたりする。
また、あると思っていた材料が足りないことに気づいたとき、
材料がないからあきらめるのではなく、
別のもので代用できるのではないか?
工夫してみる。
例えば、マヨネーズは卵と油と酢でできているから、
油や酢の代わりに使う可能性がある。
複数の知識を組み合わせたり、
過去の経験を活かして知識をアレンジし、
新しい道を切り開いたりすることができる。
<人生を豊かに生きるために>
知識も大切だけれど、その知識を活かす工夫をできること
のほうがより重要かもしれない。
知識は、自分で持っていなくても
手に入れることができるからだ。
自分で知識を調べることだったり、
知識を持っている人の協力が得られるように
その人との関係を深める行動をすることのほうが、
重要だったりする。
自分自身で知恵を発揮したり、創意工夫したり、
仲間の協力を得ることも、可能性を拡げていく。
見返りを期待した行動だけでなく、
普段の人付き合いが、困ったときに役立つかもしれない。
そういう意味では、賢くうまくやるばかりではなく、
周りの人との関係をうまくつくっていくことも
人生を賢く生きる賢明さのひとつかもしれない。
賢明さは人生をより豊かにしていくことにつながっていく。
【知識と賢明さを取り違えないように。知識は生計を立てるのに役立ちますが、賢明さは人生を生きる糧となるのです】
★どんな賢明さを発揮したいですか?★