気づきの伝道師 藤井一規です。
質問には種類があります。
質問によっては、人の人生を変えていくことになったりします。
今日は質問について、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「問いを投げる年もあれば、答える年もある」
by ゾラ・ニール・ハーストン(米の民俗学者、小説家、エッセイスト)
質問にはあらかじめ答えが決まっている質問もある。
はい、いいえ、YesかNoかを答える質問もある。
しかし、年のレベルで答えを見つけていくようなものもある。
質問について、もうしばらく掘り下げていく。
<質問の種類>
ゾラ・ニール・ハーストンはアメリカの方なので、
この言葉は英語で発せられている。
この言葉にある”question”を「質問」ではなく、
「問い」と訳した方も、
ただの表面的な質問と、深みのある質問との違いに気づいていたと思われる。
「はい/いいえ」で答えが終わってしまうような質問は、
そこで動きが終わってしまう可能性がある。
だから、クローズドクエスチョンと呼ばれたりする。
これに対して、「はい/いいえ」では終わらない質問を
オープンクエスチョンと呼ぶ。
これによって、答えの幅が広がる。
しかし、このオープンクエスチョンにも、種類がある。
<魔法の質問>
学校のテストに出てくるような、
「~だったのは、何年ですか?」
「~するには、どうしたらいいですか?」
のような、ノウハウ、知識を求めるような質問は、
人の心の奥にまではアプローチしてこない。
ところが、私たちの心の深いところを探究するような
答えようとすることによって、気づきや学び、発見があるような質問もある。
こうした質問は、魔法の質問といっていい。
自分の深いところへの「問い」は、他のタイプの質問とは意味合いが違う。
人生を満喫するには?
自分は何を大切にしているのだろう?
私にとってお金とはなんだろう?
こうした質問には、答えがすぐに出てこないこともある。
自分の中で今まで考えたことのない質問、
準備が整っていないときにされた質問には、
答えるのに時間がかかるかもしれない。
そして、たとえ今の答えが出てきたとしても、
明日の答えとは違っているかもしれない。
<問いかけていく>
8月6日に、毎年「平和の魔法の質問」という
イベントを広島の地でさせていただいているが、
「あなたにとって平和とは何ですか?」
という問いは、
深い意味を持って迫ってくる。
最初にした9年前とは、まったく一致はしない。
もちろん、それほどかけ離れてはいないけれど、
問いに答えることで、自分の思いが新たになることに気づく。
魔法の質問、「問い」は、繰り返すだけでも価値がある。
ただの質問ではなく、「問い」かけていくことを
もっと意識してもいい。