気づきの伝道師 藤井一規です。
誰もが自分の居場所を求めています。
意外に忘れ去られがちなことですが、
このことは最も重要なことのひとつです。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/19013/
この記事の目次
「根づきたいという魂の欲求は、最も重要でありながら、最もないがしろにされている」
by シモーヌ・ヴェイユ(仏の哲学者)
自分はここに居ていい。
そういう思いを抱けるということはとても重要なこと。
しかし、最も基本的なことは、当たり前だと思ってしまって
忘れ去られがち。
もうしばらく考えていく。
<愛の対義語>
私たちは愛されることを求めている。
愛を受け取りたい願っている。
ところで、「愛」の対義語って何だろう?
「愛」の対義語。。。「憎しみ」?「いじめ」?
<IKEAの実験>
アラブ首長国連邦にある学校で、次のような実験が行われました。
2つの植物を用意てし、一方の植物には優しい言葉をかけ、
もう一方の植物には否定的な言葉(「あなたのこと嫌い」「あなたがいるのは間違い」)を
30日間かけ続けました。
話しかけた言葉以外はまったく同じ環境です。
大きな違いが現れた。
植物でもこの影響。。。
私たちにどれほどの影響があることでしょう。。。
<攻撃よりも無視がつらい>
こうした心理的な研究は他にもいろいろされている。
そして、直接的な攻撃よりも、無視されるほうが辛いということがわかってきた。
憎しみや、いじめのような行為は、
無視よりも罪が軽いと思いがちだけれど、
実際は逆だった。
相手にされない、自分が存在していることを認めてもらえないことのほうが
心理的なダメージは大きかった。
なぜなら、憎しみやいじめであれば、
自分がそこにいるということが、相手に認識されている。
これに対して、無視されるということは、
自分の存在がないものとして扱われているということだからだ。
<ここにいていい>
だから、まずは自分はここに居ていい。
自分の存在が認められている。
この欲求をまず満たしていきたい。
相手に関心を持ち、存在を認めていくことが、
何より大切なことになのだ。
あまりに当たり前なだけに、忘れてしまいがちだ。
そして、「愛」のある言葉をかけ続けていきたい。
何も甘やかす言葉を賭ければよいというものではない。
その人を大切にし、可能性を信じ、価値を高めることはきっとできる。
それはまず、存在を認め、居場所を作ることから始まるのだ。