気づきの伝道師 藤井一規です。
どんな人も年を取っていきます。
こればかりは避けようがありません。
しかし、あきらめのほうが先行していることも多いようです。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「年をとるのは避けられないけど、生産的に歳を重ねることとは別の話よ」
by キャサリン・グラハム(米の新聞ワシントン・ポストの社長、会長を歴任)
生産的に年を重ねるとは、どういう意味だろう?
年を取ることとの違いは何だろう?
もうしばらく考えていく。
<加齢による衰えの誤解>
私たちは年齢とともに衰えていくと考えている。
スポーツ選手などを見ていても、
限界を感じて引退する選手がたくさんいる。
フィギュアスケートでは、世界的にも高橋大輔選手が33歳で最高齢。
それも一度は引退している。
確かに、身体は高齢になれば衰えていく。
何歳になっても、10代、20代と同じとは言えない。
しかし、数多くの研究から、どうやら思っているほど加齢によって
私たちは衰えてはいかないことが判ってきた。
<想定と実際>
年齢を重ねることで、起きるであろうこと
例えば、認知能力の低下、運転できなくなる、重い病気・・・
と、実際に起きたこととを65歳以上の人で比較した研究では、
全ての項目で実際に起きたほうが明らかに少なかった。
どうやら私たちは、加齢による衰えを必要以上に意識しているようなのだ。
何歳になったら年を取ったと考えるか?
という質問では、
30歳未満は「60歳」、30~49歳だと「69歳」、50~64歳は「72歳」、そして65歳以上になると「74歳」と、
年齢を重ねるにしたがって、上昇していく。
実際にその年になってみると、思ったよりまだいける、ということに気が付いている。
<衰えるのは>
以前は60歳の定年を迎えたら引退。
という考え方が主流だった。
そして、引退後の人生で、何もしないという人も多かった。
子供のころから、そういう方にお会いすると、急に衰えてしまったように感じた。
こうなってしまうのなら年を取るのは残念だな、嫌だなと思った。
しかし、自営で何かをされていれる方や、趣味をとことん楽しんでいる人たちは、
元気があって、生き生きとしている。
新しい知識もどんどん吸収していく人たちもいる。
どうやら、衰えていくのは単に年齢がやってきたから、
というわけではなく、
興味を持つことをやめてしまっているから、のようだ。
<できること>
経験は、生産性を上げることに活かすことができる。
勘と経験に頼った生産は減りつつあるかもしれないが、
人生はその繰り返しをやめることはないだろう。
年を取ったから一人寂しくなるとは言えない。
人類は新たなコミュニケーションの手段を生み出し続けている。
世界中の人たちとライブ感をもってつながることが
どんどん簡単になっていっている。
創造力だって、単に年齢で落ちるわけではない。
創造力を発揮する機会を失うことのほうが、影響が大きい。
私たちが生きてきて出会ったものは、とても少ない。
まだまだ未体験なこと、わくわくするモノがいっぱいある。
年だからではなく、新しい時間を重ねていきたいもの。