気づきの伝道師 藤井一規です。
多くの人はビジネスに携わっています。
組織に属しているか、自営しているかの違いはあっても
ビジネスと無縁の人はいないと言っていいでしょう。
ビジネスとはどんなものか、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「ビジネスには二つの機能しかない。マーケティングとイノベーションである」
by ピーター・ドラッカー(経営学者)
マーケティングとイノベーション。
なんだか聞いたことはあれど、わかったようでわかってない言葉かもしれない。
ひょっとしたら、皆さんのほうがよくご存じかもしれないけれど、
せっかくなので、もうしばらく考えていく。
<企業の目的>
ドラッカーは、「企業の目的は顧客の創造である」と言っている。
それは、今までいなかった顧客を生み出していくこと。
いままで、無くても生きてこられたはずのところに、
魅力のある商品やサービスを提供する。
使い始めてみると、次第になくてはならないものになったりして定着していく。
考えてみれば、身の回りにあるモノたちの多くは、
ほんの100年前には世界のどこにも存在しなかった。
それが、当たり前のように今はある。
スマホは、ほんの10年前にはなかった言っていい。
なくても生活できていた。
いまや普及率は80%に迫ろうとしているという。
単に顧客を満足させるというより、新たな渇望を創り出している。
<利益を生み出すマーケティング>
企業は利益を生み出さなければ、活動を続けてはいけないので、
お金を得る仕組みが必要だ。
そのほとんどは顧客からの対価。
だから顧客を得るためのマーケティングが必要になる。
マーケティングの理想は、販売を不要とすることだと言われる。
企業のほうから売ろうとしなくても、売り上げが上がる仕組みをつくること。
あなたの求めるものがあることが伝われば、
売り上げは自然に上がっていく。
欲しい人に届く、欲しい人を増やす仕組みが必要になる。
マーケティングは顧客を創造していく。
<イノベーション>
いまあるものを伝えていくマーケティングによって
顧客を創造すると同時に、
イノベーションをしていく必要がある。
良い商品やサービスを持っていて、これは売れるぞ!
となれば、他の企業も参入して来る。
大きな資金力を持った企業がやってくると、
コストではかなわなくなっていく。
優位性を持っていると思っていても、世の中の技術革新は目覚ましく、
思わぬライバルが他業種から参入してきたりする。
他の企業では実現できないようなことに特化する方法もあるが、
その環境もいつまで保つことができるかの保証はない。
なので、今までなかった渇望を引き出す商品やサービスを
提供していく必要がある。
イノベーションは今までとはちがった破壊的なことをして
顧客を創造する。
ドラッカーはビジネスの機能の本質を見極めていた。