気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、知らず知らずに期待していることがあったります。
期待しすぎて苦しくなったり、マイナスなことを期待してしまって
自ら罠に陥っているかもしれません。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「わたしは型にはめられた映画監督だ。もしわたしが『シンデレラ』を撮れば、観客はすぐに馬車の中に死体を探すだろう」
by アルフレッド・ヒッチコック(英の映画監督、映画プロデューサー)
ヒッチコックと言えばサスペンスもの、というイメージがある。
確かに、ハッピーなシンデレラを描いた映画を作ったというと違和感がある。
こうした決めつけは、うまく活用することもできるが、
どうせうまくいかない。きっと何かわるいことが起きてしまうと想像してしまうような
マイナス方向に働いてしまうこともある。
どうしていけば良いのか、
もうしばらく考えていく。
<期待>
「水戸黄門」は、1910年に公開された映画を皮切りに、
1954年からテレビドラマ化され、2019年にも新シリーズがBSで放送されるなど、
100年以上続いている。
「水戸黄門」と言えば、勧善懲悪。
最初に権力を持った悪者たちが、我がもの顔で悪さをし、
一介の老人に扮した、水戸のご老公が、
証拠をつかんで、この印籠は目に入らぬか!と格さんが言って悪者がひれ伏す。
人気は、こうした期待通りのことが起きるところにある。
私たちは、期待通りのことが起きると安心するもの。
ヒッチコックを知る人が、シンデレラを描いた映画を作ったと言えば、
ついサスペンス的な要素が盛り込まれていると思ってしまう。
<日常は>
私たちは、普段知らず知らずのうちに、今まで経験などから
こうした固定的な想像をしてしまっている。
もちろん、期待を抱くことそのものがいけないというわけではない。
例えば、苦境に陥っていても、きっとなんとかなるって
未来に期待や希望をもって生きていくことはとても大切なことだ。
しかし、マイナス方向に働く期待もある。
どうせ、うまくいかない。。。
きっと、まずいことが起きる。。。
また、固定的に考えすぎて、
自分には、できない。。。
無理だ。。。
せっかくの可能性を、そう考えることで
つぶしてしまったりしている。
また、期待したがゆえに、期待が満たされなかったとき、
裏切られた!という思いを抱いてしまったりしている。
<期待との付き合い方>
ネガティブな期待は、そのとおりのネガティブな結果を喜ぶことになる。
期待を持つなら、ポジティブなこと、未来に可能性や希望を持てるものにしたい。
しかし、ポジティブな期待であっても、可能性を限定してしまうものだったり、
期待があるがゆえに、裏切られたという思いを生み出したりする。
なので、期待は持っていてもいいが、
一旦手放して、あるがままを受け留めるチカラも必要になる。
自分にかける期待なら、本当に自分のためになる期待なのか?
誰かにかける期待なら、本当にそれがその人のためになる期待なのか?
冷静になる時間が必要。
期待は、うまく使えばとても有効な手段になる。
期待とうまく付き合っていきたい。