気づきの伝道師 藤井一規です。
好かれたいという気持ちは誰しも持つものです。
しかし、その気持ちがもとで失敗してしまうことも多いもの。
しばらく掘り下げていきます。
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この記事の目次
「好かれようとしているだけなら、いつでも何でも妥協する用意があり、何も達成しないだろう」
by マーガレット・サッチャー(英国の政治家、初の女性首相)
誰かから好かれたいという気持ちは誰にもあるが、
だからといって守ると決めたことを緩めてしまうと、
際限がなくなってしまい、何も成すことができなくなってしまいがち。
もうしばらく、掘り下げていく。
<鉄の女>
鉄の女などと言われたサッチャーは、
英国初の女性首相となった。
誰が何と言おうとおもねるところなく、
しっかりすべきところは、鉄のごとく揺るがなかった。
それが信頼を得るもととなっていった。
もし、リーダーの立場にある人が特定の人に好かれようとして、
その人だけルールを曲げて優遇したとなれば、
他の人は不公平感を募らせてしまうだろう。
他の者たちの気持ちを汲もうとして、再び緩めてしまえば、
もはやルールはルールとして成立しなくなってしまう。
好かれようとする気持ちが大事なことを失うきっかけになることがある。
サッチャーはそのことをよく知っていた。
<好かれたい心理>
どうして人から好かれたいと思うのだろう?
人は、誰しも自分に価値を感じていたい。
他人から好かれているとわかることは、その人から承認された感を得られる。
反対に他人から嫌われることが、自分を否定されていると思ってしまいやすい。
他人があなたのことをどう思うかを過剰に意識するのは、
自分を認める気持ちに不足があることが多い。
自分が信念をもって行動しているのであれば、
他人の顔色を窺って、自分の信念を捻じ曲げる必要はない。
<課題の分離>
自分でコントロールできないことは、
自分の課題ではない。
他人があなたをどう思うかは、その人の課題であって、
私たちは気に病むところではないのだが、
つい混同してしまいがちだ。
自分が取り組む課題は、
目指そうとすることを最善をつくして取り組むことなのだ。
主義主張は違っても、信念をもって行動をしている人は信頼を置くことができる。