気づきの伝道師 藤井一規です。
自分のことをわかってほしい。
誰もが持つ思いです。
しかしながら、一般の人々があなたに期待していることは
あなたがどんな思いでやっているかより、
何を与えてくれるかの方です。
そこには大きなギャップがあり、
そのギャップに苦しむ人も多かったります。
しばらく掘り下げていきます。
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この記事の目次
「世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。世間は、君が自尊心を満たす前に、君が何かを成し遂げることを期待している」
by ビル・ゲイツ(米の実業家、慈善活動家)
ビル・ゲイツは、今では慈善家として知られるようになったが、
会社を成功させるためにいろいろな手を使い、
会社は悪の帝国となぞらえられるときもあった。
しかし、彼が人間の本質的な部分に気づいてビジネスをしていたことは重要なポイントだ。
もうしばらく掘り下げていく。
<表と裏>
多くの物事には、表と裏があったりする。
特に多くの人々に見られることを意識しているショービジネスなどはわかりやすい。
テレビ番組や舞台に使われるセットは、カメラに映る側、
人から見られる側は美しくつくられているが、
裏はとても見せられなかったりする。
デパートなどでスタッフだけがいる裏側へ入ると、
美しく高級品が並ぶ売り場とは打って変わって雑然としていたりする。
豪華客船のスタッフは、にこやかな笑顔でいてくれるけれど、
舟底のほうの小さな部屋、しかも相部屋になっていることは多い。
<人もビジネスも>
例えばアイドルであれば、ファンが期待するアイドル像を提供する。
本来の自分に近い姿ををそのまま売りにできている人は少なく、
自然な自分とは全く違う人を演じなくてはならないこともある。
ビジネスであれば、どんなにその商品やサービスを提供するのに苦労しているかより、
顧客は、商品やサービスそのものの価値の方を期待する。
私たち自身も、ときに誰かが期待する自分を
無理をして演じてしまうことがある。
どんな思いで提供しているのか、
抱えている苦しみを、努力を知ってもらいたいけれど、
そんなことは求められていないと思い、
押し込めてしまっていたりする。
<自尊心と満足提供>
もし、あなたが自分の思い、苦しみ、努力を
多くの周りの人たちが知るべきだ、と考えているとしたら、
間違いを犯してしまう可能性がある。
自分を認めてもらいたいという自尊心は、
あなただけではなく、誰もが持っている。
だから、あなたがだれかのその思いに気づき、
受け留めてあげることは、その人の喜びや救いになるかもしれない。
自分の身近な人、家族やパートナーなどとは思いを伝え合っておき、
素直な姿を受け留めあっておくことは重要なことだ。
是非、こういうことができる誰かを持っておきたい。
しかし、公には他の人の満足を得るプロフェッショナルとして、
自分の意思で自信をもって提供するようにしたい。
本来の自分とは違っても、プロフェッショナルとして
本気で演じたり、活動することができることは素晴らしいこと。
自信をもっていいことだ。
もし、その選択に無理があると感じるなら、別の選択をすればいい。