気づきの伝道師 藤井一規です。
人には恐れるものがあったりします。
その中でも、死は最も恐いものかもしれません。
しばらく掘り下げていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/20619/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない」
by ウィリアム・シェイクスピア(英の劇作家、詩人)
臆病であればあるほど、恐れる回数や度合いが多くなる。
死を恐れないのが必ずしも望ましいとは思わないが、
恐れ過ぎるのも考えもの。
もうしばらく掘り下げていく。
<恐れ>
多くの人たちは、安心安全でありたいと願う。
そのためにリスクを避けたり、安全を担保しようと努力する。
しかし、かと言って臆病になってしまうと、
何もかもが恐ろしく感じられてしまったりする。
今日の言葉のように、ことあるごとに
心臓が止まるような思いをしている人がいたりする。
確かにリスクを恐れること自体はアリだけれど、
必要以上に恐怖を感じる必要はない。
<安全な状態とは事故ゼロではない>
不安が存在するとき、疑いだせば何もかもが
怪しく感じられてしまったりするが、
過剰に反応してしまうのは、考えものだったりする。
また多くの人たちが勘違いしやすいことだけれど、
安全な状態をつくるとは、
何らかの事故やトラブル事象が一切起きないようにすることではない。
正しくリスクを認識し、そのリスクに対するコントロールができる状態をつくることだ。
例えば、新型ウィルスの感染者をゼロにしようとするだけなら、
最初に海外での発生が確認されたら、
即時、一切の日本と海外との出入りを止めてしまう
という方法も考えられる。
交通事故をゼロにするために、自動車を禁止すればいいというのはやはり変。
弊害のことは考えずに、何が何でも問題をゼロにするために、
ガチガチのルールを設ければいい、というものではないと知っておきたい。
もちろん、ウィルスによる致死率が非常に高い場合は、
即時出入り禁止という選択もあり得る。
<勇者>
対して勇者は一度だけしか死を経験しない。
しかし、勇気があるからと言って、備えもなくリスクの中に飛び込んではいけない。
自分の命は一つしかない。一度の油断が最期になる。
勇者としてリスクの中に飛び込んでいくのなら、それ相応の備えをする必要がある。
繰り返しておきたい。
安全な状態とは、問題発生をゼロにすることではなく、
リスクを正しく理解し、リスクをコントロールすることなのだ。