気づきの伝道師 藤井一規です。
誰かのことを褒めることってありますよね。
褒められるとうれしいものですが、
ときに、表面的だったり、本音だろうかと疑わしいこともあります。
褒める心理について、
しばらく掘り下げていきます。
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この記事の目次
「面と向って人を褒めたがるやつは、影に回ると悪口を言いたがる」
by 荘子(中国の思想家)
「面と向かって」「褒めたがる」というところにポイントがありそうだ。
褒められたらうれしいし、受け取っていきたいものだけれど、
下心を持った場合があるのも確かだ。
もうしばらく掘り下げていく。
<褒める側の心理>
褒めるには、どうやら種類がある。
褒める側の心理には、どんなものがあるだろう?
本当に素晴らしいと感じ、それを素直に表現するものもある。
素晴らしいからというよりは、自分の相手への好意を伝えるために、
褒めるところを見つけて伝えることもある。
評価する立場から、良い点を伝えるという場合もあるだろう。
皆がいる前で誰かを褒めて、他の人に刺激を与えたいときもある。
その場を盛り上げようとして、褒めることもあるかもしれない。
相手を持ち上げておいて、何か頼みごとをしたいって場合もありそうだ。
ときには、自分が褒められたいがために、わざと相手を褒める
なんてことをすることもある。
などと様々だ。
<面と向かって褒めたがる>
面と向かって褒める場合、
なんらかの効果を狙っていることが多い。
純粋に褒めるだけなら、面と向かっていなくてもいいのだが、
面と向かって言うときには、
自分の好意や、気持ちを伝えたいに始まる、なんらかの思いが伴っている。
そして、自然な流れに乗ってではなく、
盛んに自ら相手の方に近づいて行って褒めたがる人は、
なおのこと裏にあるものが大きい傾向があるかもしれない。
<裏にあるもの>
裏にあるものが、相手のためになるものならよいが、
自分の都合の良いように導こうをしていることが多い。
ということは、表面的には褒めているが、
実のところの評価が高いわけではなく、
影に回れば、本音が飛び出してくることが多い。
その多くは悪口だったりする。
もし、あなたの近くに、面と向かっては褒めているが、
その相手がいなくなったらすぐ悪口を言う人がいるとしtら、
あまりお近づきにならないほうがいいかもしれない。
あなたのいないところでは、その人はあなたの悪口を吹聴している可能性が高いからだ。
<素直に>
もちろん、褒めるところに気づく力は素晴らしい。
素直な気持ちでその気づきを相手に伝えること素敵なことだ。
相手のポジティブな気持ちを生み出すことって素晴らしい。
しかし、伝える側の私利私欲で褒めていると、
その人の周りから人はどんどん遠ざかってしまうだろう。