気づきの伝道師 藤井一規です。
想像力豊かな私たちにとって、
恐れはときに、致命的なことになったりします。
恐れることについて
しばらく掘り下げていきます。
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「私が最も恐れるものこそ、恐れである」
by ミシェル・ド・モンテーニュ(仏の哲学者、モラリスト、懐疑論者、人文主義者)
過剰な恐れを抱くことによって、私たちは考える力を失ってしまうことがある。
もちろん、命の危険を顧みずに行動することが望ましいことだとは思えないし、
身勝手な行動で迷惑をかけるのも困ったものだ。
恐れとどう付き合っていけばよいのか、
もうしばらく掘り下げていく。
<恐れ>
新型コロナウィルスのニュースが世の中を占拠してしまっている。
テレビをつければ、どれかのチャンネルはコロナの話題。
確かに治療薬もワクチンもないという恐ろしさがあるし、
死に至るケースがあり、恐ろしい病気だと言える。
しかし、過剰に恐れすぎることによる弊害もある。
恐れによって、心と身体の健康が害されることも知っておく必要がある。
強い恐れに囚われているとき、次のようなことが起きる。
身体がこわばり、その自由を失ってしまう。
呼吸がしっかりできなくなったりする。
自分を守ることばかりに意識がいき、
他人を大切にしたり、配慮することができなくなってしまう。
考えが混乱し、不合理な行動をしてしまったりする。
ストレスがたまり、怒りや不満になったりする。
・・・
などなど、望ましい状態とは言えなくなっていく。
<影響の実態をあきらかに>
恐れは、相手の正体が不明であればあるほど
拡大していきやすい。
新型コロナウィルスが、いったいどれくらい私たちの健康を害し、
死に至らしめたりするのか、という恐ろしさの実態がまだわかっていない。
抗体検査をしてみると、
どうやら相当広い範囲で新型コロナウィルスの感染が
広がっているのではないか? と言われるようになってきた。
死亡率についても、私たちが考えているよりもはるかに低く、
インフルエンザと同等かもしれない、という情報が出ていたりする。
今の段階では、断定できる情報ではないし、
非常事態宣言を解除することにはならない。
感染力が相当強いものであることの証明でもある。
そして、重症化して死に至るケースもあるのも確かだ。
ただ、インフルエンザと同等だと証明されるなら、
同等の対策が打てれば、恐れるのも同等であることが妥当といえる。
一刻も早い治療薬とワクチンの実用化が望まれる。
<冷静に>
先に書いたように、恐れすぎてしまうと、
私たちは冷静な判断力まで失ってしまう。
もし、インフルエンザと同等だといっても、
弱者をより攻撃するものだとわかっているので、
いくら自分が平気だからとって、ウィルスをばらまいて
弱者を攻撃する輩になってしまうことは避けたい。
ただ、守るところと、緩めるところとを
冷静に見極めていく必要がありそうだ。
冷静な判断できるように、
望ましく警戒するようにしていきたい。