気づきの伝道師 藤井一規です。
基本に忠実に、ということはよく言われます。
しかし、基本というやつは退屈だったりもして、
なかなか基本の繰り返しって、できなかったりもします。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「基本に忠実に、普通のことを普通にさせた。見る方はつまらないかもしれないが、それが上達の一番の近道」
by 落合博満(プロ野球選手、プロ野球監督)
基本は、最も確実にしておきたいこと。
しかし、ある程度の技術が身についてきたりすると、
先のことを学びたくなるし、刺激も得られる。
地味で退屈な基本は、どうしてもないがしろになりがち。
もうしばらく掘り下げていく。
<はじめは新鮮>
最初に新しいことを始めようとするときは、
何もかもが新鮮だ。
新しいことと出遭えることは、
刺激的で、興味をひくものとなる。
最初はうまくできなくても、努力しているうちにできるようになったり、
意外とうまくできたりして、褒められたりすると、うれしくなって、
もっとやりたいと思ったりする。
<退屈な基本>
しかし、次第に慣れてくると、
最初は一生懸命だったことも、楽にできるようになってくる。
細かいところまで意識していたことも
意識しなくても、おおよそできるようになっていく。
しかし、その過程で、
しっかり極めなくてはならないところがあいまいになったり、
自己流に楽をしてしまったり、独特の癖がついてしまったりする。
そしていつの間にか、基本から外れ、
不十分だったり、無理のかかった動きになってしまったりする。
<基本に帰る>
一流のプロの選手でも、基本に立ち帰ることが行われている。
無意識な中でも反応的に基本動作がきっちりできるように
繰り返し繰り返し、反復し続けている。
どんなに頭で記憶したつもりでも、
身体に覚えこませた方が確実に実行できる。
そして、なにか特殊な事態が起きたときでも、
基本が身体に染み込んでいれば、
慌てることなく基本に帰って対応できたりする。
<スパイラル>
初心者の状態から、多くのことを学び、
レベルアップしていったあとに、
初心者も取り組む基礎のことをやってみるとき、
ひと段階上のレベルのことができたりする。
ちょうど、らせん階段を一回り昇って、同じ場所だけど、
1ランク高い場所にたどりるくことができるようなものだ。
一足飛びに、高度なことができるようになったと思っても、
基本の部分がおろそかだったら、いつしか崩れてしまう。
どんなに高いレベルができようとも
基本ができているかを確認することを覚えておきたい。