気づきの伝道師 藤井一規です。
怒りの感情は誰もが持つものです。
あなたも思わず怒ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、どうやら怒りの感情をずっと抱えていることは、
せっかくの人生を消耗させてしまうようです。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「長く生きるほどにより多く目にしてきたことは、怒りの感情を抱えることが、その人を最も消耗させるということです」
by キャサリン・グラハム(米の新聞ワシントン・ポストの社長、会長を歴任)
怒りを感じることは大切なこと。
しかしながら、怒りの感情をどう扱うかって、
多くの人は知らないままだったりする。
つい怒ってしまい、後から後悔することも多いもの。
もうしばらく掘り下げていく。
<怒り>
人の感情を「喜怒哀楽」と表現したりするくらい、
怒りは人間に備わる、基本的な感情の一つ。
怒りを感じることは、自然なことであり、必要なことなのだ。
しかしながら、つい怒ってしまったことを後悔したり、
理性的でいられない自分を否定的に考えてしまう人も多い。
たしかに、抱いた感情をどのように扱うかについて、
私たちは学ぶ機会が少ないかもしれない。
喜びや、楽しみといった感情は、それほど気にしなくてもよさそうだが、
怒りや、哀しみを抱いたとき
どう対峙していけばいいのかは、考え、準備しておく価値がある。
<怒ることへの思い>
まず、怒ることは、とても大事なことだと知った方がいい。
思わず怒ってしまうのは、
それだけ、あなたの心の琴線に触れることが起きたからだ。
あなたが大切にしている誰かかもしれない。
こうすべきだ、こうあるべきだと、強く思っている信念や価値観かもしれない。
あなたが大事にしていることがあるからこそ、
それがないがしろにされたとき、怒りの感情がわいてくる。
それだけあなたは、大切なものを大事にしようとする人なのだ。
怒りがあなた自身のことを教えてくれているのだ。
<怒りの扱い方>
怒りは瞬間的に盛り上がり、しばらくするとおさまっていく。
6秒怒るのを先送りするだけで、自分をコントロール可能になるのが通常だ。
また、自分の怒りの対象への思い込みを具体的に確認していくと、
許せる範囲を拡げることができたりする。
例えば、愚痴ばかり言う人は嫌で、
「愚痴ばっかり言わないで!」と感情的になったりするが、
愚痴でも、仕事のことだったら許せるとか、子供のことならとか、
許せる範囲が存在するはず。
愚痴=許せない という公式は、
具体的に考えてみると、こういう愚痴なら許せる、とか、
話全体の30%くらいなら許せるとか、
実は許せる範囲があるはず。
あなたにも、許せる範囲を拡げることが可能だ。
それに、もともと日々上機嫌で生活していると、
怒りは感じにくくなったりもする。
怒ってしまうってことは、大切にする何かがあり、かわいいもの。
毛嫌いしないで、うまく付き合っていきたい。