気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたは自分の特徴を生かしていますか?
よく人は、自分にはない部分にあこがれ、
自分を押し殺して、別人を装ってしまうことがあります。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/21275/
コンタクト先
https://www.facebook.com/kazunori.fujii.167
この記事の目次
「渋柿は渋柿として使え。継木をして甘くすることなど小細工である」
by 武田信玄(戦国時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名)
渋柿には渋柿の良さがある。
甘柿の方がいいからといって、
接ぎ木などをして甘くすることはできるが、
もともとの甘柿を超えられないし、
せっかくの渋柿の良さも失われてしまったりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<長所と短所>
私たちは誰しも、長所もあれば、短所もあったりする。
そして、短所が気になり、短所をなくそうとしたりする。
しかし、多くの場合、短所は長所の裏返しだ。
じっくり取り組むことが苦手なひとは、
新しいことを始めることに長けていたりする。
実際にはその人ならではの良さがあり、
その良さを活かす方向で考えたほうが、
より成果を上げることができたりする。
短所をなくそうとするより、長所を生かした方が効率的で、
効果が上がるものだ。
<渋柿ならでは>
たしかに、渋柿はもいでも、
そのまま食べることはできない。
しかし、渋柿を干すことで、美味しい干し柿ができる。
干すことで、渋みの正体のタンニンを固まらせることができ、
甘さが凝縮されていく。
保存食としても、とても有意義だ。
ところが、甘柿は干しても保存食としては役に立たない。
1日、2日干して、ドライフルーツ感を楽しめるが、
長期保存はできない。
渋柿には渋柿の良さがあるのだ。
<適材適所>
人は一人一人違っている。
いろいろな人がいるから、役割を分担し、
適したところを分担する可能性がある。
自分の得意や特徴を活かしていくことで、
何もかも自分一人でやろうとしたり、
不得意を埋めようとして四苦八苦するようにも
はるかに効率を上げることが可能になる。
渋柿には渋柿に向いたところや、向いた場所がある。
甘柿には甘柿の良さがある。
無理して、他人を装う必要なんかなくて、
渋柿は渋柿らしく、
甘柿は甘柿らしく取り組めるようにしていきたい。