気づきの伝道師 藤井一規です。
悲しみや苦痛は、できれば味わいたくないものです。
しかし、味わった人だけができることがあったりします。
それはいったいどんなことなのでしょうか?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「悲しみと苦痛はやがて『人の為に尽くす心』という美しい花を咲かせる土壌だと考えなさい。心を優しく持ち、耐えることを学ぶのです」
by ヘレン・ケラー(米の教育家、社会福祉活動家、著作家)
悲しみを体験したからこそ、人の悲しみがわかる。
苦痛を経験したからこそ、人の苦痛がわかる。
だからこそ、誰かのために尽くす心が生まれてくる。
もうしばらく掘り下げていく。
<私の気持ちはわからない>
あなたに私の気持ちはわからない!
そんなことを言われたことがある人もいらっしゃるかもしれない。
深い悲しみの中にいたり、苦痛を味わっている人が
周りで慰めようとして、その気持ちわかるよって言ったりする人に言う言葉だ。
たしかに、自分ではない、誰かの気持ちを
完全に理解できる人はいないかもしれない。
何をどのように感じているかは、
正確には本人にしかわからない。
<経験者ならでは>
しかし、全く同じ体験ではなくとも
深い悲しみを体験した人は、
誰かが深い悲しみに囚われていることに気づくことができたりする。
どんな状態なのか、自分の体験を通して
ありありと再体験することができる。
もし、全くそういった経験がなければ、
単なる想像するだけになってしまい、
説得力にかけたりしてしまう。
経験者でなくては得られないものがあるのだ。
<心の土壌>
自分が味わった悲しみや苦しみがあると、
誰かが同じように苦しんでいれば
何とかしてあげたい、という気持ちも湧きやすくなる。
過去の経験が、心を動かす土壌となっているのだ。
だから、悲しみや苦しみの体験も、
決して無駄にはならない。
それどころか、人を大切にする心を
生み出す土壌となり、あなたの人間性を培っていく。
深い悲しみや苦しみを味わって初めて、
真に心優しい人になれるのかもしれない。