気づきの伝道師 藤井一規です。
人のチカラは、ときに奇跡的なことをもたらしたりします。
首の骨を折り、一度は目だけしか満足には動かすことができなくなったにもかかわらず、
その足で立ち、教員として復活した方がいたりします。
その方が自らの体験から決めた5つの誓いをお届けします。
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この記事の目次
「『5つの誓い』
口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
目は人のよいところを見るために使おう。
手足は人を助けるために使おう。
心は人の痛みがわかるために使おう」
by 腰塚 勇人(講演家、元体育教師)
中学校の教員であった腰塚さんが、
絶望の淵にあったベッドの上で、
再び生きよう、健康な体を取り戻そうと思えたのは、
教え子たちからの早い復帰を望むビデオレターや「祈 完全復活」と書かれた色紙だった。
生きることと真剣に向き合って生まれてきたこの言葉を
もうしばらく掘り下げていく。
<絶望の中>
中学校教員でありながらもプロスキーヤー並みの実力を持った腰塚さん。
スキーの最中、油断をしていて岩に激突
首の骨を折り、首から下が動けない状態となってしまう。
生きることに絶望し、何度も、「もう死にたい」と考えていた。
しかし、生徒たちからの回復を祈る色紙やビデオレターに触れているうち、
もう一度一生懸命生きてみようと決めた。
<できることを全力で>
とはいえ、できることと言えば、首から上でできることだけ。
そこで、たとえ動けなくても「花」のように、
接する人々の心を幸せにすることを考え、実践した。
口と耳と目は、十分使えるのだから。
口は励ます言葉を発し、感謝を伝えていくことを意識した。
耳は相手の言葉をよく聴くために使った。
目はその人の良いところをよく見るために使った。
一生懸命そうしていると、
ある日、ふと、身体が少しだけ動くようになったことに気がついた。
そして、もう一度自分の足で立ち、歩き、
社会復帰しようと決めた。
<自分が作る未来>
リハビリはとてもつらい、大変なものでしたが、
あの首しか動かなくなった状態に比べたら、
はるかに幸せな状態でした。
もちろん、できることを全力でやるという姿勢は変えませんでした。
奇跡をもたらしてくれた、口、耳、目の使い方も。
そして、手や足も人を助けるために使おうと決めた。
なにより、心を人の痛みがわかるために使おうと決めたのだ。