春から新しい環境で生活している人も多いことでしょう。生活環境が変わると、まずはその環境に慣れるだけで時間がかかります。新しい職場で慣れない業務、新しい人間関係、自分あるいは周りの組織、など。新鮮かもしれませんが、覚えること、慣れなければいけないことが多いでしょう。
あなたが社会人になったのは何年前でしょうか。社会に出るというだけで大きな変化ですが、アルバイトとは異なり、働くことの意義や大変さを痛感しながら日々を過ごしていたかもしれません。いきなり働け、と言ってもすぐに働けないので、それなりの教育が必要になります。今日のお題は、新入社員教育について。
春になると、入社式や集合研修が話題になります。新入社員研修・教育も時代や会社によって様々。よく話題になる、スパルタ的なものから、古典的なもの、IT系だと今風に変化に富んでいるのかもしれません。
ウン十年前の私の例で言うと、2ヶ月ほど集合研修がありました。まずは1週間ほど研修所のようなところで会社の成り立ちからマナー研修までいろいろと学んだように記憶しています。その後、いくつかのグループに分かれて工場での実習。そこで実際に働いている社員と直に触れて働き始めました。とはいえ、大したことができるわけでもなく、仕事の邪魔をしていたように思います(笑)
実際、配属前の研修で何を学んだのでしょうか?一つは、学生気分を払拭するための段階的なステップであり、働くこと、について考えさせられました。あとは同期の仲間とグループワークなどをして、チームビルディング。マナー研修などについては、学んだからできることではなく、現場で学ぶものですよね。
私の場合、配属先に移っても研修がありました。工場の設計をする部署だったので工場設計とは、ということをみっちり先輩から教わりました。また、他部署の方々からもいろいろと学んだり。今思うと、あの頃はのどかな時代なのだったのだと思います。そのとき得られたことは、業務で何かあったときに振り返ることができるテキストと何を誰に聞けばよいかがわかったことでしょうか。
さて、今年は久しぶりに新入社員がわが部署に配属されます。私がいる部署は専門性が高く、一人前になるのに時間がかかるために効率が求められる昨今は中途採用が多く、新入社員がいきなり配属されるのは久方ぶりです。
そうなんです、私が配属後の研修計画を立てる命を仰せつかりました。なので、ここ1ヶ月ほどは過去の自身の経験を思い出しながら、今の人に必要なことは何かなどと考え、同僚に意見を聞き、ようやく形になってきました。
そして、ふと思ったのです。。。研修後に、彼らにどうなっていて欲しいか?
もちろん上司からのゴールは半年後にこうなっていて欲しい、というのは聞いてあります。でも、細かいところは立案者のビジョンがないと、と思って、このブログを書こうと思ったのでした。。。ここから先は、次回につづく(^^;
新社会人に伝えたいことは何ですか?