2016年6月4日(Sat)
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最後に笑うのは「自信がない」を持ち続けた人
ライフスタイル / 2016年6月4日(Sat) / 心の根っこケアテーカーすみぃ
この記事は約 7 分で読めます。
みなさんこんにちは。
心の根っこケアテーカーすみぃと申します。
7年間のいじめ経験
7年間の小学校教師
を経て、
現在は、
スピリチュアルと心理学の両面から
心の根っこをサポートする
スピリチュアルカウンセラーとして活動しています。
さて
ビジネスでも勉強でも、
「自信を持ちなさい」
ということを、よく言ったり言われたりする機会は多いかと思います。
私も教師時代、幾度となく子どもにそう声かけしましたし、
カウンセラーになってからも、
クライアントさんにそう伝えることは多いです。
……一歩踏み出したいのに、自信がなくて。
……挑戦してみたいけれど…
……言いたいことがあるけれど…。
「自信が無い」ことで、
なかなか行動を起こせないでいる、
そんなお悩みを寄せてくださる方は多いです。
ですが、
この「自信が無い」という状態。
実は、良い面がたくさんあるのです。
今日は、そんな、「自信が無い」人が、
「自信が無い」ことを強みとして生かすことができる秘訣を、
3つにまとめてお伝えします。
この記事を読み、
ぜひ、今のあなたが、今まさに持っている、
秘めたる大切な能力に気づき、
それを未来を実現する一歩の力にしてください(^^)
・・・・・・・・・・・・・・・・
【なぜ、「自信が無い」方が良いのか?】
…自信は、あるに越したことは無い。
そう、感じるかと思います。
自信に満ち溢れ、我が道を切り開いてゆく、
輝かしい成功者(に見える)人たちの背中を眩しく感じて、
さらに「自分なんて」と、
卑下してしまうことがあるかもしれません。
ですが、
本当に伸びてゆく起業家や、経営者の方は、
心の核に近いところに、
大切に「自信が無い」を持ち続けています。
それは、まるで車のエンジンオイルのように、
行動するための力を刷新し、浄化し続ける、
大切な想いです。
「自信が無い」…言い換えると、
「自分は不完全である」という思いです。
この思いを持っていないと、
ある程度までは伸びても、
達成直前で伸び悩み、そして、潰れていってしまいます。
「自信がない」人が持っている、
伸び続けてゆく強みは3つ。
【1.見直しを怠らない】
【2.謙虚に学べる】
【3.足りないものがわかる】
です。
【1.見直しを怠らない】
子どもの勉強を教えていると、とても頻繁に使ってしまう言葉があります。
「見直しをしなさい」
です。
ある程度まではぐんぐん成績が伸びた子が、
70点から80点前後で、
ぷつんと伸び悩み、
それ以上伸びて行かず、
ひどい時には点数が下がっていくことがあります。
「80点の壁」です。
そこを超えられるか否か、
それは、
「見直し力」にかかっています。
例えば数学を教えていると、
問題やその教科に対する子どもの「自信」は、ある段階に分かれます。
1…どうせ出来ない、と思っている。出来ないことが怖いのでやりたくない。
2…ゆっくり取り組む時間、教師のサポートなど、
自分が安心して取り組める環境でなら、やってみようと思える。
3…自分のペースで挑戦することを楽しむ。自分を磨くことを楽しむ。
出来る自分が面白い。
4…練習問題に飽きてかったるくなる。面倒。出来ない問題(応用問題)を避ける。
5…適当に流す。
1から順に、「数学への自信」は上がってゆくわけですが、
わかりやすくテストの点で表現すると、
1…どうせ出来ない、と思っている。出来ないことが怖いのでやりたくない。
の段階だと、問題に取り組むこともできないので、
点数は0点です。
ビジネスや人生でいうと、「行動出来ない」という状態ですね。
何をすればいいかわからない。
何からやればいいかわからない。
どうやってやればいいかわからない。
そして出来る自信もない。
ここから一歩踏み出すには、
「自信が無いまま踏み出す」
しかありません。
やったことが無いので、
やってみないと自信もつかないのです。
でも、踏み出す方法はいくらでもあります。
それが
何をすればいいかわからない。
何からやればいいかわからない。
どうやってやればいいかわからない。
のところに隠れています。
教師はここをサポートします。
そうして、次の
2…ゆっくり取り組む時間、教師のサポートなど、
自分が安心して取り組める環境でなら、やってみようと思える。
の段階に進んでいきます。
人生やビジネスの場合では、
「何から始めればいいだろう?」
「どうやって方法を調べようか?」
「誰に教わりたいだろう?」
というしつもんを自分に問いかけると、
あなたにぴったりの答えが見つかるかもしれません。
無理なく自分のペースでなら「出来た」という成功体験を積み重ねると、
3…自分のペースで挑戦することを楽しむ。自分を磨くことを楽しむ。
出来る自分が面白い。
という段階に入っていきます。
ここの段階が最も楽しく、
最も子どもたちは輝いています。
すらすら解けることが面白くて、
練習問題にとても意欲的ですし、
どんどん新しい問題にも挑戦したがります。
間違えると悔しがって、躍起になって直します。
学力の伸びはピークに達します。
この段階は、
確実に100点を取れる完全な理解をしている子が到達する段階ではありません。
むしろ、
50点を超えたあたりの子どもたちです。
「まだ、わからないことがある」
「まだ、挑戦していない問題がある」
だからこそ、
挑戦と学習、自己研鑽を楽しむことができるのです。
私は、この段階の状態が、ベストじゃないかと思っています。
ここから、「挑戦したらどこまでも自分は伸びる」
という、「質の良い自信」をつけた子どもは、
挑戦をやめず、伸びてゆきます。
でも、うっかり
「どうせ出来る」から「もう努力しなくても大丈夫」
という、妙な自信をつけてしまうと…
4…練習問題に飽きてかったるくなる。面倒。出来ない問題(応用問題)を避ける。
5…適当に流す。見直しをしない。
といった状態にあっという間にモチベーションが落ちます。
ウサギとカメのウサギになってしまうのです。
ビジネスや人生に置き換えると、
手が届く、安全な選択しかしなくなります。
一つ一つの工程や、コミュニケーションを丁寧に行わなくなり、
乱雑になったり、手を抜いたりし始めます。
世の中は流れ続け、進み続けるものですから、
最初は破竹の勢いだった者も、
この状態になってしまうと、
気がついたらあっという間に
置いてけぼりになってしまうのです。
乱雑、手抜きをすると、
お客様も友人も、だんだん去って行ってしまうでしょう。
毎回100点を取る実力があっても、
「本当に大丈夫かな?」
「自分はミスをしていないかな?」
と、見直しを出来る力は、
「自分は完全ではない、不完全であることもありうる」
という気持ちを持ち続けてこそ、です。
そして、能力が上がれば上がるほど、
段階が上がれば上がるほど、
その「自信のなさ」は、持ち続けることが難しいですし、
それを持ち続けることが大切になってくるのです。
残りの二つの理由も同様です。
【2.謙虚に学べる】
傲慢になってしまっては、学びが止まります。
「不完全である」
を、持ち続けている人は、
何からでも学ぶことができます。
そんな姿勢の人には、自然と、
仲間と応援が集まってきます。
【3.足りないものがわかる】
「自信がない」「不安だ」「自分は不完全だ」
という思いは、ネガティブにとられがちですが、
逆に、自分の伸びしろを見つけやすい状態です。
足りない、欠けている、という感覚を持っているからこそ、
今、自分に必要なもの、欲しいもの、
身につけるべきものを見つけやすいですし、
それを身につけるモチベーション、やる気を出しやすいのです。
【「不完全かもしれない」という気持ちは宝物】
今、何か叶えたいことがあって、
自信がなくて出来ない、
と、もしあなたが感じているとしたら。
その
「自信がない」
は、宝物です。
「自信がない」からこそ、
あなたは丁寧に進めることができるかもしれません。
「自信がない」からこそ、
あなたは慎重に進めることができるかもしれません。
「自信がない」からこそ、
あなたはたくさん挑戦ができるかもしれません。
「自信がない」からこそ、
あなたには無限の扉が開かれています。
【今日の魔法の質問】
今のあなただからこそ、できることは何ですか?
あなたの心の根っこを、応援しています(^^)