One for all All for one 「目の前の人を思う」
ディズニーランドには、
いろいろな伝説があるようです。
いろんなところで紹介される
そのエピソードの数々には、
感動を感じます。
新たにこんな「物語」を伺いました。
ディズニーランドに届けられた「箱」。
箱には、
「ダンボ」のぬいぐるみが 入っていたそうです。
その「ダンボ」は、
表面は汚れや黄ばみが目立ち、
目の一部は欠けていたそうです。
手紙が1通。
小さな女の子からでした。
「なまえは、はなちゃんといいます。
なおしてほしいです」と
拙い字で書かれていたそうです。
ディズニーだから、
「同じダンボの新品を送る」
ではなく・・・・・。
まず、はなちゃんを洗濯して、
汚れを落とし、
そして、
欠けた目は新しいものを縫いなおし、
できるかぎりきれいな状態にしたのだそうです。
多少は美しくなったのでしょうが、
やはり新品同様とはならなかったはずです。
しかしディズニーランドは、
その状態で送り返したのです。
そして、はなちゃんには
“入院”してもらったという内容の
手紙が添えられました。
おめめの欠けたところは治療して、
お風呂にも入って、
はなちゃんはきれいになりました、
と書かれていたのだそうです。
彼女が「ダンボ」と一緒に過ごした時間。
思い出、
そのダンボしか知らない
女の子とのかけがいのない
たくさんの『モノ』
ダンボに詰まった思いを、
彼女の気持ちも大切にした対応は、
まさにディズニーらしいホスピタリティだと
感心します。
ホスピタリティとは、
「相手のために、
相手の期待を超えた行動をする」ところにあると、
ディズニーは謳っています。
目の前の人の気持ちに寄り添い、
その思いを理解しようとする。
目の前にいる人に何ができるのか?
たったそれだけで、
コミュニケーションは
変わり始めるかもしれません。