気づきの伝道師 藤井一規です。
自分の長所っていいところで、
短所って悪いところ、のような気がしている。
今日は、この長所と短所について考えてみたい。
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この記事の目次
「暗いのではなく、優しいのだ。
のろまではなく、丁寧なのだ。
失敗ばかりではなく、たくさんチャレンジをしているのだ。」
byアルフレッド・アドラー(オーストリアの精神科医、心理学者)
人には、それぞれに特徴があるもの。
あなたの短所はどこですか?
って聞かれると、やはりそれは嫌なもの、改善したいものとして
捉えるかもしれない。
<短所は、長所の裏返し>
しかし、短所は、長所の裏返しだったりするもの。
せっかちと言えば、なんだかあまりよくないことのように思われるけれども、
即断即決、即行動って言うと、なんとなく好ましいことのようにも思えてくる。
優柔不断って言うと、なんだか頼りないように思われるけれど、
慎重に、冷静に判断していると言えば、それはそれで素敵。
どれかだけが優れているってわけではなく、
その特徴が、役立つ場面と、あまり役に立たない場面があって、
役に立つ場合の表現の仕方と、
あまり役に立たない場面での表現の仕方があるってこと。
短所がここだって思っていても、
絶対的な短所などではない。
<短所と決めているのは、自分>
短所って決めているのは、自分。
過去の失敗とか、出くわす場面でうまくいかなかったから、
そう決めているだけだったりする。
役に立つ場面、役に立つ役割を与えられたら、
必ずやそれは役に立つはずのもの。
だったら、人の特徴は、ポジティブな表現を使って
表現するようにしておきたいもの。
この言葉のように、「失敗ばかり」なんて言われたり、自分で思っていたら、
なんだか自分の価値が低くなったような気持ちがしてしまうが、
「たくさんチャレンジをしているんだ」と言い換えたら、
なんだかいい感じ。
<リフレーム>
こうした表現の変換を「リフレーム」と呼んだりする。
日常のいろいろな場面で、使いたくない言葉に
出会うことがあるかもしれない。
そんなとき、是非、これを前向きに受け留められるような
表現ってなんだろう?って考えみたい。
初めのうちは、時間がかかったり、
いい表現が思い浮かばなかったりすることもあるかもしれない。
しかし、意識しているうちに、繰り返しているうちに、
だんだん慣れてくる。
もちろん、誰かのアイディアをいただくというのもあり。
私たちは、考えた言葉、口にした言葉、耳から聞いた言葉の
影響を受けて生きている。
前向きな言葉は、前向きな影響を深層心理にもたらしてくれるもの。
是非、短所として出てきたものも、役に立つものとして捉えなおしておきたい。
【短所は、長所である】