気づきの伝道師 藤井一規です。
自分をこころを強くするためには、どうすればよいのだろう?
今日は、精神的強さについて考えてみたい。
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この記事の目次
「自分が弱いということを認められただけでも、以前の弱い自分よりは一歩先に進んでいるのである。すでに強さに向かう途上にいるのである」
by川村則行(医学博士)
本当の強さとは、どういうものだろうか?
どんな状況でも自信たっぷりなことだろうか?
自分の感情をコントロールできることだろうか?
気が強いってことだろうか?
<どんなときでも自信たっぷり?>
どんな状況でも自信たっぷりなんてこと、あるだろうか?
もし、そうだ!と言い切れるとしたら、
自分の素直な気持ちから目を背けているか、
自分の心に蓋をしているだろう。
どんな人にも、初めての状況、不安な状況は訪れうる。
不安に気づかないということは、
危険を察知することを放棄していることになり、
かえって危険な状態だと言える。
<感情をコントロールする?>
自分が感じている感情を抑えたいときがある。
人前で、何かしなくてはならないときとか、
緊張して、身体が震えてきたりしたら、
なんとか気持ちをコントロールしたいと思うもの。
トレーニングによって、
うまくコントロールすることができるように
なるけれども、
それよりももっと簡単な方法がある。
今の自分の状態を素直に認め、
訪れた感情を素直に感じてみることだ。
<自分を受け入れる>
私は、舞台に立たせていただくことがある。
初めのころは、本番が近づくと、
緊張してきたもの。
先日、久しぶりに緊張したことに気づいたとき、
「あ、手が震えてきた!
どれくらい震えるんだろう? 楽しみ^^」
なんて、言っているうちに、震えはおさまり、
緊張もほぐれていった。
自分の現状に目を背けることももちろんできる。
感情に蓋をして、見なかった、気がつかなかった、
感じなかったことにすることができる。
しかし、無意識のうちに、
押し込めようとした感情は、ずっとうごめき続ける。
そして、あるとき大爆発!!なんてことになったりするもの。
自分を敵のように扱うことほど、
大変な、辛いことはない。
<自分の弱さを認める>
まずは、自分のあるがままの感情に気づいてみる。
自分の弱いところ、情けないところ・・・
そんなマイナスと捉えられるようなところに気づいてみる。
そして、そんな自分を受け入れ、愛おしく感じてみる。
不思議とこころが落ち着くことに気がつく。
考えてみよう。
受け入れるためには、受け入れられるものよりも
大きな存在である必要がある。
自分の弱さを認めることは、そんな自分を愛しく思うことは、
自分のこころの器を拡げることなのだ。
頑張って、自分の本当の気持ちをごまかす必要なんてない。
すでに強くなる道を進み始めている。
【自分の弱さを認め、受け入れることができるとき、あなたはその弱い自分よりも大きな存在】