気づきの伝道師 藤井一規です。
不幸に出遭うことは、避けたいものだけれども
ときには出会ってしまうこともある。
今日は、不幸に出遭ったときに、どのようなこころの持ち方をするのかについて考えてみたい。
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この記事の目次
「すべての不幸は、未来への踏み台にすぎない」
byヘンリー・デイヴィッド・ソロー(米の作家)
どんな状況にあっても、まずその状況で感じ取るものがある。
それを第一感情という。
不幸に出遭ったとき、
まずその不幸を嘆いたり、悲しんだり、苦しんだりするだろう。
この第一感情をしっかり意識することは、とても大切なこと。
<第一感情と第二感情>
私たちは、素直に起きたことを捉える第一感情の次に、
第二感情を感じることができる。
たとえば、不幸に遭遇していることに対して、
「どうして私ばっかり!」
「なんで私だけが!」
こういう、不平・不満とか、怒りにつながる第二感情をもつことがある。
この感情に囚われるときは、
被害者意識になっていて、そこから抜け出すことが
むずかしくなっている。
しかも、この気持ちを誰かにぶつけたところで、
解決につながるというよりは、
相手に不快な思いをぶつけるだけになりがち。
それどころか、被害者であることを無意識に認め、
受け入れてしまっている。
被害者意識に留まると、だれかが何かしてくれないと、
それを解消しにくい状態になる。
<被害者意識から抜け出そう>
被害者意識から抜け出すためには、
自分に主体性意識を取り戻せばよい。
そのひとつは、
「私は、どうしたいのだろう?」
「私にできることは何だろう?」
と尋ねてみることだ。
過去の、もはや動かしがたい事実に対して、
恨み言、繰り言を言っても、変えることはできない。
私たちに与えられているのは、
常に、今、これからどうしていくか。
<未来に意識を向ける>
たとえ、現状がどんなに不公平で、ひどい状況であったとしても
未来に向けて、自分がどうしていくかに意識を向けることはできる。
そして、しばし思い出していきたい。
過去の失敗や、辛い体験がもとで、
現在に役に立っていることってどんなことだろうか?
自分の人生において、
起きたときはマイナスだと思っていた、
あの体験があればこそ今がある。
そんな体験を数え上げることができるはず。
<今は未来への踏み台>
今日の言葉は、今がどんなに辛い状況にあっても、
こころを望ましい方向に向けるためのヒントを教えてくれている。
人生においては、さまざまな出来事に出会うもの。
それが、不幸な出来事であっても、
未来において、その体験を活かす方法はきっとある。
未来に進むために必要な段階を踏んでいるのだ。
そう考えると、チカラが湧いてくる。
【全ての不幸は、未来への踏み台に過ぎない】