気づきの伝道師 藤井一規です。
人が持つチカラにはいろいろあるが、
あなたが相手に大きな影響を与えることができたとしたら、
あなたは、自分ひとりのチカラを超えることができる。
今日は、あなたが与える影響力について考える。
<ブログ>
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この記事の目次
「知識を与うるよりも感銘を与えよ。感銘せしむるよりも実践せしめよ」
by坪内逍遥(小説家、評論家、翻訳家、劇作家)
人は人間と表現されるように、
ひとりだけで生きているのではない。
複数の人がいて、その間の関係あって、初めて成立している。
そして、お互いに影響を与えつつ、生きている。
<知識を与える効果>
誰かに影響を与えるというと、
知識を与えることが考えられる。
日本の学校教育では、この知識を与えることを
一番に考えることが多かった。
もちろん、知識を持つことは大切なこと。
知識がたくさんあることは、
違いを生み出す素をたくさん持っていること。
それば、人生を豊かにする宝物をいっぱい持つようなもの。
<感銘を与える効果>
ただ、どんなに与えられた知識を持っていても、
その知識が活かされるとは限らない。
ところが、知識をもっていなくても、
誰かが与えなくても、
自ら進んで知識を得ようという意欲が湧くことがある。
その最たるものが、感動、感銘する経験をすることである。
細かいことはわからなくとも、
なんだか深く心に響くうれしい体験、
ワクワクするような体験、
ものすごい!って感じる体験をすると、
また体験したい!
と思うし、いったいこれはなんだろう?
どんなものだろうって、
自ら調べる意欲が湧いてくる。
ひとつとして知識をこちらから与えなくとも、
感銘の体験さえ与えられたら、
相手を大きく動かすエネルギーをもたらすことができる。
宝を与えられなくとも、自ら宝を探し出すようになるのだ。
<実践にまで導く>
感銘を与えることは、行動に至るに十分なエネルギーを
もたらすことができるが、実際に行動に移るとはかぎらない。
大きな違いが起きるのは、
実際に行動に移してこそ。
興味を持ち、意欲を持った相手のエネルギー。
その素晴らしさ、素敵さを伝え、
行動に移していけるようにサポートすることで、
あなたの与えた影響力が、大きな結果を持って現れてくる。
ここで、自然に行動できるようにサポートするかどうかで
ものすごい差が生まれてくる。
宝を持つだけでなく、それを活かして
役に立たせることができる。
知識を与えるだけよりも、
感銘の体験を与え、
実践に移るように、サポートできるようになることは
あなたがあなた一人だけではなく、
あなたと出会い、関係するひとたちに
も影響をあたえることができることになる。
あなたのチカラは、何倍にもなっていくのだ。