気づきの伝道師 藤井一規です。
人はひとりではその発揮できる力には
限りがあると言われる。
いろいろな人の刺激があって、
ともに働くことで、大きな成果が得られる。
今日は、人とともに働くことについて考える。
<ブログ>
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この記事の目次
「人が集まってくることが始まりであり、人がいっしょにいることで進歩があり、人がいっしょに働くことが成功をもたらす」
byヘンリー・フォード(米の実業家)
人間は、その言葉のとおり、
人と人との間があることによって、
自分とは違う他者がいることによって、
大きな違いを生み出せるといわれる。
<ひとりでは自分もない>
人間は、自分のことを認識するために、
他人の存在の力を借りている。
私たちは、自分の姿ですら、十分見るチカラをもっていない。
他人の姿なら、いろいろな角度から、見ることができるが、
実は、自分のことは、よく見えていない。
他者からの情報をもとに自分のことを理解したり、
自分も他者と同様であろうと推定したりしている。
自己認識は、他人の存在があって初めて成立しているのだ。
<人が集まると>
さらに、人は集まると、不思議な力を発揮したりする。
群集心理と言われるように、ひとりひとり個人の心理とは別に、
多くの人間が集まって、一つの方向に意識が向かうと
非常に大きな力を発揮することがある。
暴動など、一人では決してしないようなことが、
集団では起きてしまったりする。
これはマイナス方向だけでなく、
プラスの方向にも働くもの。
人が集まることは、大きなエネルギーを
発揮するベースを持っているのだ。
<一緒にいると>
一緒にいるという意識は、
単に集まっている状態から、
つながった感覚を持った状態になるということ。
家族や、チームとか、組織はそのひとつ
そこに所属するとか、帰属するという意識が生まれる。
すると、お互いに足りないところをカバーし合いやすくなる。
人は、成長していくうえでは、誰かと一緒にいることは欠かせない。
相手がいることによって、どう振る舞ったほうがよいのかを
学ぶことができる。
そして、ただ物理的に一緒にいるというだけでなく、
相手を大切にしているという感覚が伝わる必要がある。
つながりを感じることは、安心感をもたらし、
つながりを持とうとする意識も生んでくれる。
<ともに働く>
自分一人のチカラではできないことも、
チームであれば、課題を解決し、目標を達成できたりする。
ひとつの身体、ひとつの頭では、やはり限界がある。
チームが、ともに同じビジョンに向かって目標を立て、
協力し合って、行動すれば、
想像以上の成果を上げることができる。
自分だけが努力しているように、
自分だけが苦労しているように感じることがあっても、
それぞれが、自分の責任において、判断し、行動したつもりでも
一緒にいるひとたちの支えがあったり、
誰かの何気ない言葉が、新しい発想をくれたりしていることを
覚えておきたい。