気づきの伝道師 藤井一規です。
EU離脱で揺れる英国の新首相に
女性首相が選ばれました。
英国の女性首相といえば、鉄の女と呼ばれた
サッチャー首相が思い浮かびます。
今日は、彼女の言葉から、困難に出遭ったとき、
その受け留め方について考える。
<ブログ>
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この記事の目次
「敗北?私はその言葉の意味を存じ上げません」
byマーガレット・サッチャー(英国の政治家、初の女性首相)
人生において、誰かとの競争であったり、
基準をクリアしようとチャレンジすることに出会うもの。
特に競争であれば、相対的なものでもあり、
その競争に勝利することもあるし、勝利することができないこともある。
<勝者とは誰か?>
競争すると、その競争においての勝者と敗者とができる。
サッチャーが子供のときから競争して、
常に勝ってきたか? といえば、
そんなことはないだろう。
競争する相手は、
勝負が予想がつかないような、
実力が拮抗した相手ばかりが用意されるわけではない。
当然、勝負に負けることもあったはず。
敗北の意味を知らないなんて、ただの強がりなんじゃないの?
しかし、勝者はその勝負、その勝負だけに目を向けたものに過ぎない。
その瞬間の勝利者ということに過ぎない。
その勝負に負けたがゆえに、
悔しくて努力して、上達し、
はるか上の実力をつけたとしたら、
本当の勝者とは誰だったのか?
考え直してみる価値がある。
<どんな経験も学びになる>
サッチャーは、ただその場の勝った、負けただけで
人生の価値が決まってしまうわけではないことを知っていた。
負けの経験を、「敗北」として捉えてしまうよりは、
その経験を、この先どう活かしていくか?
ってことのほうに、意識を向けたほうが、
人生にとって、はるかに役に立つことに気づいていた。
勝ったとすれば、
どうして勝つことができたのか?
負けたとしたら、
どうすれば勝つことができるのか?
どんな経験も、
生きて成長していこうとする人にとって、
学びになる。
<事実に意味をつけるのは自分>
そう、人生に起きた、いかなることもひとつの事実。
その事実に、どんな意味をつけるかは、
自分で決められる。
「敗北」という名前を貼れば、
敗北になってしまう。
「学び」という名前で呼べば、
学びになっていく。
「敗北の意味を知らない」という言葉は、
単なる強がりではなく、
人の仕組みをうまく利用した知恵。
活かしていきたい。