気づきの伝道師 藤井一規です。
人との付き合いは複雑だったりする。
つい、ハウツー的に考えてしまいがちだけれども、
ひとはそれぞれ違う。
今日は、人との向き合い方について考える。
<ブログ>
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この記事の目次
「我々はそれぞれ、違う温度で沸騰する」
byラルフ・ワルド・エマーソン(米の思想家、哲学者、作家、詩人、エッセイスト)
沸騰する温度を沸点という。
水なら、100℃になると、液体が水蒸気へと変化し、
その様相を大きく変えてしまう。
<人の沸点>
人についても、状態が急激に変化するポイントがある。
スイッチを押したかのように、
急にやる気が湧いてきたり、
熱くなったり、反対に落ち着いたり。
ときには爆発するなんてことも。。。
しかし、
水なら100℃が沸点。
というように決まっているが、
人の場合は、それぞれ違っている。
<水が必ず100℃で沸騰するかといえば>
実は、水ですら、100℃で沸騰するとは限らない。
不純物が溶け込むと、
その量によって、温度が変わる。
気圧の低いところでは、
より低い温度で沸騰するし、
反対に、気圧の高いところでは、
より高い温度で沸騰する。
周りの環境によって、
変化するものなのだ。
<何に反応するか>
人であれば、もっと複雑。
まず、何に反応するかは、その人、その人によって全く違う。
約束を破るということに、
とても敏感な人もいる。
好きな食べ物の話題になると、
何をしていても飛びついてくる人もいる。
特定の言葉に反応する人もいる。
何に反応するかは、
ひとそれぞれだけれど、
反応するときは、
その方の、心の大切なモノに触れたとき。
なぜ、大きく反応したのか?
そこに気がつくことは、
その方のことを深く知ることになる。
<どう反応するか>
また、どんな反応をするかも様々。
やる気が湧いてきているときも、
見るからにわかりやすい人もいれば、
心の内に、秘めた感じのひともいる。
怒りを覚えたときも、
感情を外に爆発させてしまうような人もいれば、
思いはたぎっているが、
あまり表立ってはわかりにくい人もいる。
また、反応の仕方も
自分で変化させていくこともできる。
しかし、その人なりに変化をすることは明かであり、
違いが起きていることに気づくことは大切なこと。
<人はひとりひとり違う>
人は、誰もが、こうすれば、こうなる。
そんな単純に誰にでもあてはまるとは限らない。
向き合ったその方の特徴がある。
決めつけていると、想像とは違う結果になったりする。
しかし、そのきっかけや、反応の仕方は異なっても
その人なりに変化をすることは明かであり、
その変化を捉えるチカラがあれば、
より深いコミュニケーションを取ることができる。