気づきの伝道師 藤井一規です。
学ぶことは、真似ることからはじまるという。
しかし、ただ真似ただけでは不十分。
では、どのようにしていけばよいか?
今日は、学ぶことについて考える。
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この記事の目次
「学びて思わざれば則ち罔(くら)し。思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし」
by孔子(中国の思想家、哲学者。儒家の始祖)
誰もが、生まれてきてから、
学びながら成長してきた。
学ぶことで、自分の世界をひろげ、
豊かにしてきた。
では、より人生を豊かにするには、どうしたらよいだろう?
<学びのはじまり>
生まれてきて、成長の最初の過程では、
親や、周りにいる人のことをまねることが仕事
といってもいいかもしれない。
まねて、まねて、
できなくても、できなくても真似て、
少しずつできるようになってきた。
そうして、立ち上がったり、歩いたり
言葉を話せるようになっていく。
<学びて思わざるとは>
学ぶことは大切だけれど、
いつのまにか、知識を仕入れることが、
学ぶことの大部分になってしまったりする。
情報があふれるようにある現代において、
その傾向は強くなっていっているかもしれない。
しかし、いくら知識を仕入れても、
ただ知識を持っている。
というだけでは役には立たない。
知識を活かそう、役に立つようにしようと
自分のものにして初めて、
その知識に価値が生まれる。
目的意識や、当事者意識が欠けた状態で
何かを学んだとしても、
身にはつかないし、宝の持ち腐れ。
反対に、どんなささいなことでも、
役立てようとすれば、
その知識は影響力を持つようになる。
<思いて学ばざるとは>
より豊かな人生にしようと、
自分であれこれ試み、努力することは
素晴らしいこと。
自らが当事者として、
誰かのマネなんて嫌だ!
独力でできる!
と思うことは、悪いことばかりではない。
しかしながら、誰からも、何からも学ばないとしたら、
その方法は、独りよがりになっていて、
周りに迷惑をかける方法かもしれない。
また、苦労ばかり多く、効果が低いものかもしれない。
だから、素直な気持ちで学ぶことは、
とても効率的。
そう、学ぶことは、先人たちの苦労を省略して
結果を手に入れることができる素晴らしい手段。
<当事者意識、目的意識を持って学ぶ>
だから、当事者意識、目的意識をもって学ぶこと、
そして、実際に活かすこと。
この二つを意識して、初めて人生をより豊かなものにしていける。
今一度、意識していきたい。