気づきの伝道師 藤井一規です。
子供に、どうして勉強しなきゃいけないの?
と聞かれたら、あなたはなんと答えるだろうか?
大人も、学校の勉強なんて役に立たなかったかも。。。
なんて思っていたりするので、
子供は勉強するものだ!!
なんてことを言っていたりしないだろうか?
今日は、勉強する意味について考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/8580/
この記事の目次
「ある人に魚を一匹与えれば一日食える。魚の取り方を教えれば、その人は一生を通して食える」
by中国のことわざ
子供の問いは、
素直に出てきているだけに、鋭いものがある。
学校での勉強は、試験で点を取るためだったり
中学や、高校、大学・・・といった入学試験に合格するため
という意識にとらわれているのではないだろうか?
<勉強に意味あるの?>
だから、受験なんてしないって決めた子から、
勉強する意味なんてないじゃん!
って言われたら、
返す言葉に困ってしまう。
もし、自分の人生にとって
とても重要な意味があるとわかれば、
もっと勉強しようという意欲も湧いてくる。
しかし、なかなか勉強の意味を伝えることができなかったりする。
それは、子供の質問に答えようとする私たちも
自分が、子供のときの勉強に対する疑問に
きちんと答えてもらっていなかったり、
少なくとも、自分なりの納得できる答えを
見つけていなかったりするからでもある。
<本当に役立つものは>
だって、何とかの公式とか、
歴史の年号とか覚えたって、
実際には使ったためしはないじゃないか!
たしかに! おっしゃるとおり。
しかし、覚える内容そのものはひょっとしたら
役に立たないかもしれないが、
子どものときに勉強を通じて、身に付けているのは、
「脳の成長」「考えるチカラ」
のほうだ。
人生において、幸せになるために
望ましい選択をしていくためには、
目の前に複雑な状況があったとしても、
情報を分析したり、単純化したりする作業が必要。
それは、考えるチカラあったればこそ。
算数・数学の考え方はこうしたときにも役に立つ。
すぐには理解できないことも、
仮説を立てて、実験し、検証することで
答えに近づくことができる。
これは、理科などの勉強を通じて
身に付けている。
また、問題を解くことができるという成功体験、
新しい世界を知ったり、発見する楽しさを身に付ける機会でもある。
<夢をかなえようとすると>
魔法のしつもんの授業を小学校などですると、
そのなかで、未来質問といって、
自分の理想の未来を質問に答えながら
体験していく時間がある。
そこで、自分の未来を体験して、
今の自分にできることを聞いてみると、
多くの子どもたちが、
「一生懸命勉強する!」
と書いたりする。
自分がつきたい職業についたり、
プロフェッショナルとして活躍しようとすれば、
勉強が必要になることは、
子どもにもわかりやすい。
<人生を豊かにするために>
豊かな人生を送るためには、
大人になってからも
勉強は必要なことであり、
勉強することで、自分の基礎を
しっかり固めることができる。
幸せな人生を送るための選択肢を広げるためには、
勉強はとても大切なもの。