気づきの伝道師 藤井一規です。
取り組もうとするとるとき、
大切なことは何だろうか?
ただ、ただやらなければと、
苦悩しながら取り組むひともいるが、
大変なことであっても、平気で進み続ける人もいる。
今日は、前に進むための源について考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/8854/
「志を立ててもって万事の源となす」
by吉田松陰(教育者、思想家)
あなたの人生の志は?
と聞かれたら、何と答えるだろうか?
答えが出てくるかもしれないし、
出てこないかもしれない。
志をはっきり意識しているときと、
そうでないときと、どんな違いが生まれてくるのだろうか?
<吉田松陰の功績>
松下村塾を引っ張り、
その塾生のほとんどが、近代日本の黎明期を支え、
引っ張っていく人物となっている。
吉田松陰は30歳で没している。
松下村塾で活躍できた期間も、1年足らず。
しかし、彼の影響を受けて学んだ者たち、
そして学んだ者たちから影響を受けた者たちが、
日本を変えていった。
ひとつの方向だけでなく、
それぞれが、それぞれの方向に
チカラを発揮していった。
これほどまでの影響力を与えることができた吉田松陰には、
いったいどんな秘密があったのか?
<影響範囲の広さ>
塾生にも様々なタイプがいて、
実際に活躍した分野も、
討幕の志士と呼ばれたた
久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一、寺島忠三郎・・・
明治政府首脳となった
伊藤博文、山縣有朋、品川弥二郎・・・
実業家であったり、反乱を首謀したりととても幅広い。
当然、吉田松陰が直接内容を指導するなど不可能。
では、なぜここまでの影響力があったのか?
<志の効果>
吉田松陰は、その人の志を育てることを大切にしていた。
どうやって実現するのか?
といったknow-howよりも、
自分は何者なので、
何を実現したいのか、
という思いを明確にし、
その熱い思いを育てることを大切にしていた。
どんな人の中にもある、
その人らしさを活かすことを意識して
心に火をつけていった。
心に火がつけば、
その実現の方法について、
誰かから与えられるのを待つことなく、
自ら求め、学び、成長していける。
欲しがるものを、ただ与えようとするのではなく、
その人の中にある種を見つけ、育てることを大切にしていた。
それは、誰にも共通してあるもの。
教育とは、志をたてることのお手伝いといえるかもしれない。