気づきの伝道師 藤井一規です。
ヒトのことを、人といったり、人間といったり、
同じように使っているが、
「間」が付けば意味が変わってくる。
単に生物としてというよりは、
人で構成される世界を意識している。
だから人力と人間力にも違いがありそう。
では、人間力とは、どんなもので、どうすれば強化できるのだろうか?
<ブログ>
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この記事の目次
「人間力は人と一緒に暮らす力。人力は一人で生きる力」
by 阿久 悠 (放送作家、詩人、作詞家、小説家)
人間の世界のことであれば、
いかに他の人とうまくやっていくかは
大きな課題。
さて、人間力とはなんだろうか?
<人はひとりでは生きていけない>
人はとても未熟な状態で生まれる。
だから、誰かの助けがなければ生きていくことはできない。
だから、コミュニケーションを図ることは、
生存するためにも必要な能力。
そして、長期にわたって成長する必要があるので、
社会を構成していくことは、
種を安定して保つために効率的。
仲間と連携をして、活動していくことは
とても重要なことになる。
<人力と人間力>
この言葉のように、人が、自分だけでできることを人力
人とコミュニケーションしながら創り出していくチカラを人間力
というように分けて考えてみる。
それは、個人に任せておくことと
一緒に協力して実現することを分けて考えることになる。
なんでも相手に干渉すればよいというものではない。
個人に任せるところと、協力するところの
区別をうまくつけると、バランスがとれる。
<人間力と健康>
人と関わることの大切さは、
震災で人と関わることをやめてしまった人たちが
健康を失っていくことが顕著であることからも
明らかになってきた。
生活不活発病という名前が知られるようにもなってきた。
身体をあまり動かさない状態を続けていると、
どんどん体力を失い、病気にかかったり悪化したりするのだ。
自分一人で身体を動かしても
対策の効果はあるのだが、
どうも人間とは、仲間なしで、
ひとりきりで取り組むのは苦手なものらしく、
なかなか続かないもの。
だから健康を保つために効果的なのは、
周りとコミュニケーションを取り、
楽しみながら身体を動かしていくこと。
人間力は健康にもつながっている。
<人間力を磨くには>
では、どのように人間力を磨いていけばよいのだろう?
一緒にいるのなら、いて楽しかったり、
うれしい体験ができる相手の方が望ましい。
もし、あなたが、コミュニケーションによって、
相手にとっての楽しみや喜びを生み出せたとしたら、
きっと多くの人があなたの周りにやってくる。
具体的には、どんなものを生み出せばよいのだろうか?
でも、人によって求めているものは違うかもしれない。
だとしたら、最初に、
相手のことを大切にし、よく聴くことから始めてみたい。
聴くチカラは重要な人間力のひとつ。
相手の心に触れることで、相手との距離はぐんと縮まっていく。