500日の間、来る日も来る日も、「子育てのこと」「教育のこと」を書き続けてきました。
たくさんの不安を抱えながら、「書くこと」をスタートしたのは500日前。
続けてきたから気づいたこと。
これから何か新しいことを始めようとしているあなたに贈ります。
続けられるか不安です。
新しいことをスタートするとき。
「本当に続けられるだろうか?」
「不安」を感じます。
ワクワクと同時に、人は多かれ少なかれ「不安」を感じます。
それは、なぜなのでしょうか。
あなたがそれを心から「やりたい」と思っているから。
だってね。
やりたくないなら、「不安」になんかなりませんよ。
やらなきゃいいんだもん。
僕だって、500日前、続くかどうか不安だったよ。
でもね、届けたかったんだ。
心から届けたかったんだ。
不安になるのは「やりたい」証拠。
まずは、そんな自分の気持ちを素直に受け止めてあげよう。
魔法の質問
不安に感じているのは、どんなことですか?
無駄な1ヶ月を過ごした経験
僕が運営するブログ『ハッピーな先生のハッピーな教室』。
500日連続で投稿を続けています。
でもね、「さあ、スタートするぞ!」って思ってから始めるまで、どれくらいかかったか。
なんと1ヶ月もかかりました。
毎晩パソコンの前で、グズグズしてたの。
情けないでしょ?
不安で不安で仕方がなかった。
「自分に教育のことなんて書く資格があるのだろうか?」
「他の先生や保護者が読んだら、どう思われるだろう?」
次から次へ、不安ばかりがやってきます。
それで1ヶ月。
迷いに迷って立ち上げたフェイスブックページ。
初日のリーチは14人…。
ページへの「いいね」は、僕と妻の2人だけ。
画面を見て、笑いました。
勝手に不安になって、勝手に躊躇して、勝手に悩んで。
だれも読んでないよ、ぼくの記事なんて。
そう思ったら、なんだか勝手に不安を感じていた自分がバカバカしく思えました。
他人にどう思われるかを気にしている自分。
大丈夫!
だれも見てないから。
なにか結果を残すまでは、だれも注目なんかしてないんですね。
だったらまず、注目される自分になろうよ。
魔法の質問
躊躇している時間は、何を生み出しますか?
「できるか、できないか」を考えない。
新しいことをスタートするとき。
人は「不安」を感じるものです。
だって、うまくいかないかもしれないんだもん。
「できるか、できないか」
考えてしまいますね。
でもね、「できない理由」しか浮かんでこないから。
「できた」経験がないと、「できる理由」なんて見つからないんです。
一方、一度やってみると、これまで越えられなかった壁は案外低かったことに気がつきます。
ワークショップを開催したときがそうでした。
ワークショップを開くなんて大変!
そう思っていたのに。
開いてみたら、難しいことではありませんでした。
だからね、思うの。
「できるか、できないか」は、どうだっていいんだよ。
まずは、小さく始めてみる。
なんだ、意外とできるじゃん!ワタシ!
そんな素敵な自分に気づけるから。
魔法の質問
壁を勝手に高くしているのはだれですか?
なぜやるの?
大切なのは「やる理由」です。
なぜ、やるのか?
なぜ、今なのか?
なぜ、自分なのか?
これが大切なんです。
僕は数年前ある虐待のニュースを見たとき、生き方に迷いました。
我が子と同じ年齢の3歳の男の子がネグレクトで餓死したというニュースです。
餓死です、この日本で。
幼児の胃の中からアルミ箔が見つかったというのです。
我が子の寝顔を見ながら思いました。
こんな小さな子が食事も与えられず、お腹を空かし、アルミ箔を口に入れるほど苦しい思いをしていた。
涙が止まりませんでした。
僕にできることは何だろう?
こんな悲しい事件が生まれない世の中にするために、僕にできることは何だろう?
教育が変わらなきゃいけない。
子育て環境が変わらなきゃいけない。
自問自答が始まりました。
このままでいいのだろうか?
自分のクラス、自分の学年、自分の学校。
それだけがハッピーなら、それでいいのだろうか?
自分の力や経験を必要としている人がいるんじゃないのか?
救える子どもはもっといるんじゃないのか?
教育公務員になって16年。
「今やめたらもったいないよ」
いろんな人に言われます。
ほっておいても、出世する。
つまりは、教頭先生になって校長先生になる。
そんな道が見えた瞬間、なんだか自分の人生が空虚なものに感じたのです。
それでいいの?
死ぬとき、後悔しない?
僕は僕の人生を生きたい。
苦しんでいる子どもたちやその家族を救いたい。
その想いが僕を突き動かしました。
僕には「やる理由」があります。
だから、続きます。
だから、続けられます。
魔法の質問
それをやる理由は何ですか?
それをやることで、だれを喜ばせることができますか?
ワクワクしないと続かない
ブログやメルマガというツールは確かに大事。
「ブログとかメルマガって、やった方がいいの?」
よく尋ねられます。
僕にとってブログやメルマガはご縁をつないでくれるツールです。
「ファンです」
「会いたかったです」
「いつも励まされてます」
そんなこと、言われたことがありませんでした。
でもね、「やった方がいい」とか「儲かりそう」とか、そういう理由じゃ続かないです。
だって、大変だよ。
深夜まで仕事でも、海外でも、病気でも、飲み会の後でも、書くんです。
絶対に書くんです。
そんなの大変に決まっています。
ワクワクしないことって続きません。
自分で無理やり高めたモチベーションは、日に日に下がっていくようにできています。
心はそうやってできているんですね。
ワクワクしないことは続きません。
これから1000日、2000日と書き続けていきます。
どんな出会いが待っているのでしょうか。
どんな自分が待っているのでしょうか。
そこにワクワクしているのです。
魔法の質問
続けた先にどんなワクワクが待っていますか?
小さく始める
500日、教育のことを書き続けてきました。
でもね、最初のころは「HOW TO」ばかり書いていたんです。
「先生をハッピーにしたい」
先生がハッピーになったら、子どもたちもきっとハッピー。
そんな思いでスタートしたんです。
だから、ブログのデザインは未だに『教師塾』。
でもね、応援してくださるのはお母さんばかり。
「こんな先生いるんですね」
「ウチの子の先生にも読ませたいです」
そんなメッセージばかりいただきました。
やがて、子育ての悩みが寄せられるようになりました。
気がつけば、子どもたちに関わること全般を書くようになりました。
導かれて導かれて、今の形になりました。
きっとこれからまた、形は変わっていくのだと思います。
何か一つのことをやり続けると、自然な流れで形は変わってきます。
本当に自然な流れです。
だからね、完璧な形でスタートなんかしなくたっていいんです。
どうせ、形は変わるのだから。
いつも心にあること。
「応援してくれるたった一人の人を喜ばせたい」
そんな気持ちで続けていれば、自然と導かれていくのですね。
だから、最初からうまくやろうとしないこと。
小さく始めるといいんです。
小さければ小さいほどいいんです。
魔法の質問
「小さく始める」を意識したとき、どんなことができますか?
魔法の質問
1、不安に感じているのは、どんなことですか?
2、躊躇している時間は、何を生み出しますか?
3、壁を勝手に高くしているのはだれですか?
4、それをやる理由は何ですか?
5、それをやることで、だれを喜ばせることができますか?
6、続けた先にどんなワクワクが待っていますか?
7、「小さく始める」を意識したとき、どんなことができますか?