気づきの伝道師 藤井一規です。
育てることは大変だけれど、
その分喜びも大きい。
今日は、ひとを育てることについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「根を養えば、木は自ずから育つ」
by東井義雄(浄土真宗の僧侶)
誰かを育てようとするとき、
手取り足取り、あれこれと教えたり、
細かく ノウハウを伝えたり。
つい、答えを与える方に意識がいく。
しかし、それでいいのだろうか?
<答えを与えらえると>
答えを知ることは、大切なこと。
答えを与えることにも意味がある。
すぐに結果を出すこともできる。
しかし、答えは与えらえられるものだ。
と考えるようになりがち。
それに、答えというものは、
環境や状況に依存して変わってしまうことが多い。
歴史の解釈も、
時代によって違っていたりする。
誰かから与えらえると考えていると、
与える人がいなくなれば、
とうしようもなくなってしまう。
過去の答えは、今は正しくないかもしれない。
<考えるチカラを身に付ける>
それに対して、自分で答えを見つけられるように
考えるチカラを身に付けさせる。
という方法がある。
考えるチカラが身についていれば、
答えを与えられなくとも、
自分で考えることができる。
すぐにたどり着けなくとも、
答えに近づいてゆける。
また、状況が変わっていても、
最新の状況を考慮して、自ら答えを出してゆける。
質問を投げかけ、考える機会を増やしていきたい。
<土台こそ大切>
立派な建物を建てようとするならば、
基礎がとても重要。
基礎がしっかりしていないのに、
大きな建物を建てることはできない。
無理をすれば、すぐにも倒れてしまうだろう。
立派な木を育てようとすれば、
その根がしっかり張れるように、
土づくりが大切。
地味でも、地道でも、目立たなくとも、
ここが肝心要。
<立派な根が張れば>
自ら栄養を吸い取れる根が張れば、
放っておいても自分で成長していく。
自ら育ち始めれば、ときおり
新たな刺激があればいい。
一から十まで、すべて与えなくとも、
ひとつ、二つ示すだけでよくなっていく。
いろいろな経験の機会や、ちょっとしたヒントだけあれば、
新しいことを自ら次々に吸収して成長していく。
そして、さらには、誰かが与えることなく、
自ら生み出せるようになっていく。
質問を自ら生み出せるようになれば、
答えもよりたくさん出せるようになる。
そう、たくさんの実りを結んでいくことができる。