気づきの伝道師 藤井一規です。
人生にはいろいろなことが起こり、
ときには、動揺することもある。
今日は、落ち着いて歩むために必要なことについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/9577/
この記事の目次
「八風吹不動天辺月」
by禅語
はっぷうふけども、どうぜず。てんぺんのつき
この言葉は、どんなことを伝えているのだろう?
<人生、山あり谷あり>
望ましいことも、望ましくないことも
いろいろなことが起こる人生。
順調であれば、その風の吹く方向へ進んだり、
逆境であれば、風に逆らったり。
風向きも次々に変わったりして、
そのたびごとに、対応も異なったりする。
一喜一憂するのもいいけれど、
特に辛い状況では、冷静になるチカラは重要なものとなる。
<目の前のことに囚われる>
私たちはつい、目の前に起きていることに
つい気持ちを奪われ、その世界が全てのように
感じてしまうことがある。
そして、いくら避けたい風が吹いていて、
その吹いてくる風を何とかしようとしても、
思うようにはいかないもの。
つい、目の前に感じられる世界、
自分が地にいる世界をすべてだと思いがち。
<少なくとも三次元>
この世界は、少なくとも三次元でできている。
世界を眺める視点は、地上から離れる可能性がある。
空高く昇っている、月の場所から地上を眺めてみる。
すると、今までとは違った、新しい捉え方ができる。
地上で起きていることを
冷静に見つめることができたりする。
<視点の変更>
自分自身の視点を第1ポジション。
相手の視点を第2ポジションとし、
自分と相手とを善意の第3者として見守る立場を
第3ポジションと考えてみる。
第1ポジションでは、
ご存じのとおり、さまざまな感情を抱えることになる。
第2ポジションは、
相手の気持ちを知ることができたりするが、
自分と同じように揺れ動く。
第3ポジションは
善意の第3者なので、冷静に状況を眺めることができる。
そして、第4ポジション。
これは、地上からではなく、
上空から、地上で起きていることを
眺めるポジション。
上空に行けばいくほど、
地上の様子は小さくなって、
受け留めやすくなっていく。
<神の視点>
この第4ポジションは、いわば神の視点ともいえる。
地上でどんな嵐が吹き荒れていようとも、
第4ポジションは影響をうけない。
愛を持って、優しいまなざして見つめることができる。
すると、それまでの視点とは違った、
新たな気づきが得られるだろう。