気づきの伝道師 藤井一規です。
好奇心からくる疑問を持つことは、
人生の様々な面で役に立つ。
今日は、質問がもつ効果について考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/9704/
この記事の目次
「大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない」
byアルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)
アインシュタインが大きな成果を残すことができたのは、
心を刺激するしつもんを持ち続けていたからだ、と言われる。
そこには、どんな秘密があるのだろう?
<質問のチカラ>
人は、質問されると、無意識のうちに答えを探そうとする。
答えが見つかっても、見つからなくても、
出てきても、出てこなくても、
答えようとしなくても、
こころのどこかに引っかかる。
ごく当たり前だ、と思っていることでさえ、
「それは本当だろうか?」
と問いかけると、
何かを探そうとする。
質問には、人の意識を動かすチカラがある。
<どうして?攻め>
子どもの成長段階のあるとき、
盛んに「どうして?」「どうして?」と
繰り返す時期がある。
答えても、答えても、
すぐ次の「どうして?」が出てくる。
きりがなくて、親が、いい加減にしなさい!
なんて強引に止めさせようとする場面に
出会うことがあるが、
好奇心に満ちた状態は大切にしたい。
大人の、常識からの知識で答えを返すのもいいけれど、
次々に湧いてくる質問の様子を見ていると、
答えを聞くことが目的なのではなかったりする。
そこで、子どもに、「どうして***だと思う?」と
逆に問いかけてみると、
ものすごく興味深い答えが返ってくることに驚かされる。
そして、何より子ども自身が、自分が見つけ出した答えに、
とても満足していたりする。
ときには、答えが出せないこともあるけれど、
探究の旅を楽しむことになる。
もともと答えを与えられるよりも、探す方が好きなもの。
<好奇心のチカラ>
未知なるもの、いままで見逃していたものに対して、
好奇心を持つと、エネルギーが湧いてくる。
わくわくしたり、意欲が湧いてくる。
もっと知りたい! 探究したい!
それは、生きていくためにとても大切なもの。
答えという知識を得るということよりも、
知りたい、わかりたい、という気持ちを持つことの方が大切。
<質問するのならば>
そこで、さらに、どんな質問をすればよいか、
ということを考えてみる。
そういえば、人生において、質問の仕方さえわかれば、
全ての問題を解決することができる。と言われている。
どんな質問を投げかけるかが重要だ、ということだ。
相手を傷つけたとしても、自分の興味をただ満たすだけのための質問もあるし、
答えることで、大きな気づきが得られる質問もある。
アインシュタインも「神聖な」好奇心、と言っているように、
ゴシップ的な情報収集の質問よりは、
より望ましい人生のために、役にたつ質問を選んでいきたい。