好きなことを仕事に、って、
最近じゃかなり聞き慣れた言葉に
なりました。
こんにちは。
笑顔で世界征服をたくらむ
姿勢と体の専門家、
姿勢調整師の みちのえみこ です。
バブル経済が弾けた直後の
就職氷河期の大学生の頃は、
好きなことも何も、
働き口にありつくのに必死だったから、
そんなこと言ってる場合じゃなかったけど。
今は、職種も、働き方も、
いろいろ選択できるし、
人と違う選択でも、
割と周囲がそれを
許容することが増えたな、
とも思います。
私自身、
正社員、派遣社員、契約社員、
で再び、正社員、のあと、
会社員卒業して、
自営業、という働き方の変遷があり。
業界も職種も、
印刷業界のDTPオペレーター、
輸入洋食器ブランド業界の広報、
家電製品メーカーの物流品質担当、
からの、健康業界の姿勢調整師、
と渡り歩いてます。
(見事になんの脈絡もない!)
今は、
自分が好きで、やってみたい、
と思ったことを仕事にしてますが。
会社員の時は、ずっと、
「ここではないどこかに行きたい病」
だったかもしれません。
潜伏期間もあれば、発病期間もあり、
でも、ずっと、
「この仕事を一生続けるのか?」
と問われたら、
「どうかなぁ? 違う気がするなあ」
という感じ。
仕事は楽しんでやってました。
どの仕事も、どの環境も、
楽しんでいました。
楽しいけど、それでも、
いつも休みの日が来るのが
もっと楽しみで、
「休みの合間に働いている」
「食べるため、旅行などの楽しみのため
に働いている」
という自覚もありました。
今、自分が好きで選んだ仕事を
していて思うのは、
飛び込む決め手は、
収入ではなかったな、ということです。
ここ、ポイントです。
もし、今、これを読んでいるあなたが、
好きなことを仕事にしたいけど、
迷っている、決めきれない、
というのなら、
いきなり飛び込む前に、
ちゃんとそこに向きあって
考えることが大事だと思います。
もし、転職を考えている先が
自営業でなく、
会社で、待遇とか収入で迷ってるなら、
もし目の前に
そこで迷っている友人がいたら、
「転職しない方がいい」
とキッパリ言います。
そういう人は、まず、
今いる場所がどんなに恵まれているか、
に目を向けるべきです。
よりよい待遇や収入を求めて
他を探しても、
今よりよくなる保証なんかないし、
そもそも、
「好きな仕事はどこにいった?」
という話です。
さて。
ホントに好きで、やってみたい仕事なのか、
今の仕事や環境を変えたくて
逃げたいだけなのか。
副業を本業にしたい、
転職したい、という時、
自分に問うべき質問。
24時間その仕事を続けても、苦になりませんか?
しばらくお金をもらえないとしても、その仕事をしたいですか?
もし今、死ぬことになったとしたら、その仕事をしないまま死にたくない、と思えますか?
もし、すべてイエスなら
やってみたらいいし、
即答しかねるなら
よく検討したらいいと思います。
ちなみに私は、
東日本震災の日に、
死にたくない、と思った理由が、
やってみたいまま
チャレンジしてないことだったから、
今の仕事を選びました。
今は、プライベートの時間でも
仕事のアイディアを考えたりするし、
休みの日に仕事してたりもするし、
夜中遅くまでいろいろ考えたりもするけど、
以前ほど休みが欲しいとは思わないし、
祝日や連休を心待ちにしたりしてません。
(むしろ忘れていたりする。)
そこだけ聞いたら
ブラックな働き方と思われるかもしれないけど、
セクハラと同じで、
自分がそれでよければ
ブラックにはならないんです。
ほんとに、
公私の境が曖昧になりました。
好きなことを仕事にするって、
そういうことなのかもしれないな、
と思います。
私の体験が、
好きを仕事にすることで
迷っている方の何かの参考になれば、
幸いです。
楽な道はありません。
険しい道になるからこそ、
勢いや気分ではなく、
ホントにやってみたいのかを
考えみるのが大事だと思います。
転職しても、しなくても、
楽しいお仕事ライフと
なりますように。
私の会社員最後の送別会にて。
参考: 私の転職物語。