気づきの伝道師 藤井一規です。
人が集まってくる人と、そうでない人との違いは、
どこからやってくるのだろう?
リーダーであったりすれば、人を育てることを考える必要がある。
今日は、人が集まる人の考え方について踏み込んでみる。
<ブログ>
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この記事の目次
「自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる」
by吉田松陰 (武士、思想家、教育者)
人を育てることにかけて、天才的であった吉田松陰。
その考え方を学ぶことは、とても有意義。
どのように人を捉え、付き合っていくか、この言葉から考えていく。
<価値観の違い>
人はひとりひとり違う。
必ず、何らかの違いを持っているもの。
その違いが衝突の原因になることは多い。
とくに、価値観が違うと衝突しやすい。
だから、価値観が違うからといって、相手を認めないとなると、
付き合える人はどんどんいなくなってしまう。
違う価値観は、新たな発見の機会になるもの。
あなたになかった発想をもたらし、
気づきや発見を与えてくれる。
もちろん、チームや、お互いが合意した、
守るべき価値観もあり、それに反した場合は、
きっちり叱ったり、謝っていく必要がある。
だから、対立したときは、
独りよがりの価値観で反応していないか、
確認する必要がある。
人は、自分の価値観を認められる場所にいたいもの。
<失敗のとらえかた>
何か失敗してしまったとき、
失敗した相手を責めたり、失敗した自分を責めてしまうことがある。
そんなとき、ともすれば失敗した事実だけでなく、
その人の人格や、存在価値まで否定してしまっていることがある。
行動の失敗と、人格や存在価値は全く別の次元だということを
意識しておきたい。
また人は責められると、守ろうとするもの。
自分が悪かったと思っていても、
責められると、そんなことはない!と反発してしまいがち。
起きてしまったことの責任の追及だけをするよりも、
未来に向けてどうしていくか、の方が大切。
これからどうしていくのか、
次に成功させるにはどうすればよいか、
の方に、より意識を向けていきたい。
機会が与えられるところに、人はいたいもの。
<長所に目を向ける>
つい、他人の短所が目についたりするものだけれど、
短所は、長所の裏返しとなっている。
長所はどこか、それを活かし、伸ばすにはどうすればよいか、
考え、行動していきたい。
自分の特徴が活かされることは、
自分の存在意義も感じられやすくなるもの。
人は、そんな場所にいたいもの。
<心をみる>
成功した、失敗したと、
つい結果ばかりに目がいき、気持ちが囚われがちだけれど、
どういう意図でやったのか、
どんな気持ちでやろうとしてのか、
の方に意識を向けていきたい。
そこにある、善意や前向きな気持ちを大切にしていけば、
たとえ失敗したことであっても、
また挑戦しようという気持ちが湧いてくる。
ここにいて、一緒にやっていこうという気持ちになる。