気づきの伝道師 藤井一規です。
誰もが影の部分や、暗い面は見たくないもの。
しかし、それは光や明るさがあるから生じていると言える。
今日は、輝きと影、どう捉えていくかについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「光が多いところでは、影も強くなる」
byヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(独の詩人、劇作家、小説家、哲学者、自然科学者、政治家、法律家)
どんな素敵な人にも、嫌な面があったりする。
短所は嫌だけれど、それは長所があるがゆえだったりする。
プラス面とマイナス面、どう捉えていくことが望ましいのだろう?
<影ができるのは>
自分が見たくない影の部分を無くしたい。
そんなふうに思うことがあるかもしれない。
しかし、影ができるのは、光が照らしているから。
そう、そこには輝いているところが存在していることを示している。
素晴らしいところ、明るく輝くところがあるからこそ、
影が生まれていることに気づきたい。
そして、その輝きが強ければ、その影も濃くなる。
影を薄くしようと思ったら、輝きも弱くするのが手っ取り早い。
影があるのは、光の当たる素敵な部分があるからで、
悲しむことばかりではない、と気づいておきたい。
<バランス>
宇宙は無から生じた、と言われるように、
どうやら、宇宙には常にバランスを取ろうとするチカラが働くようだ。
素晴らしいことが続いていると、
大したことではなくとも、ちょっとしたことも、
すごくうまくいっていないかのように感じられたりする。
辛い、大変なことが続いていると、
ちょっとしたうれしいことでも、
ものすごい救いのように感じられたりする。
スイカに塩をつけて食べると、
より甘さが引き出される。
しょっぱさのおかげで、
甘みをより強く感じられるのだ。
花火が美しいのは、
暗い夜空をバックにしているから。
こうして輝きと影、その両方が存在することで、
それぞれの存在意義が高まっていたりする。
<バランスを取ろうとすることを知って>
そして、飛び出したところがあれば、どこかでバランスを取ろうとする動きが起きている。
強引な動きを見せれば、反発する動きも強くなる。
そうなるものだと知らずに、反発する動きを無視してしまうと、
思わぬところで破たんしてしまいやすい。
反対の動きが起きることを予測して、
備えをしておくことは、人生において役に立つ。
光と影、両方が存在することが自然なことだと気づいておきたいもの。