気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちはつい、結果につながることばかりを注目し、
そこから外れるものに価値はないと判断したりする。
はたして、それは本当だろうか?
今日は、心の糧について考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「飯の糧にならないことが、心の糧になる」
by 藤沢周平(作家)
企業など、経済活動をしていれば、
効率の追求は求められるだろう。
しかし、効率だけを求めていて本当にいいのだろうか?
<飯の糧と心の糧>
効率だけを追究したとしたら、
そこには冗談も、無駄口も一切なく、
粛々と仕事を進めていく職場・・・
なんてことになるかもしれない。
それは一見、効率が良いように思われるけれど、
ずっとその状態でいることは、
次第に苦痛となっていくかもしれない。
私たちは機械ではない。
やはり心を動かす時間が必要になる。
それも、豊かに動けば、
却って仕事の効率も上がったりする。
<人間関係が効率を上げる>
一緒に働く仲間との人間関係が良好であれば、
仕事がはかどるようになるもの。
相手がどんなことに興味があり、
何を大切にしているかを知り、
相手のためになることをしたりすれば、
あなたが困っていれば、あなたのために
何かしようと考え、行動してくれたりするもの。
ひとりで苦しんだままよりも、
より速く解決できたりする。
職場に明るく、活性化するようなことがあれば、
そこにいる人たちにも影響していく。
それらは、飯の糧とは直接関係がないことだったりするもの。
<心の糧があると>
趣味をもっているひとは、趣味に取り組むことで
嫌なことを忘れられたり、ストレスから解放されたりする。
これって、趣味が直接飯のタネにならなくても、
十分役立っていると言える。
あなたがお店を経営していれば、
お客さんを惹きつけるインテリアだったり、
清潔感だったりは大切な要素。
でも、そこにお金をかけることは自体は、
飯の糧にはなっていない。
また来たいなって気持ちが起きるのは、
そこにいることで、心に糧が得られるから。
そして、それはたいてい飯の糧ではない。
<心の糧を持とう>
日々の暮らしの中で、
飯の糧を求めて過ごす時間は必要だけれども、
心の糧を求める時間も大切。
メンタルの休職明けの人が、職場復帰後
次第に薬が増えているというので、
マインドフルネスを10分間するようにしたら、
薬の量が減らせた。
この10分間は、飯の糧とはとても言えないが、
その時間のおかげて、却って、飯の糧を増やすことに
成功していると言えそう。
心の糧も大切にしていきたいもの。